独立したい人、2代目零細経営者、SOHO、個人事業主、営業さん、事務員さん、派遣社員さん、学生さん、のためのパソコン活用・独学・支援サイト
 「小規模オフィスでのパソコン活用・独学の超絶基本」  PIVOT×PIVOT LABO

●このサイトの目的 〜零細企業支援〜

当サイトでは、零細企業以下 (主に従業員20人以下) の規模の企業、個人、の「パソコン」と「データ管理」に関する支援、また、その際の「独学」に対する支援を目指しています。

そして、特に零細の経営者や従業員の皆様が、次のような思い・体験ができるようになって頂ける事を目指しています。

Excel2000で30分で作るバーコードPOSレジのコア部分(定型集計効率化サンプル)ダウンロード


Excelの真の基礎

「プハぁぁ〜。今日もビールがうまいなあっ!最近、早く帰れるからなあ!ウヒヒヒ!」
・「これならライバルに10倍以上の差をつけられるわ!」
「今日は彼とどこでデートしようかしら?フレンチもおごってもらっちゃおうっと!」
「"いや〜ん!課長〜ってすっごぉぉぉいっ〜!魔法みたぁ〜い!私にも教えて〜!"だって!エヘ!オレって天才?」
「"佐藤さんってすごいね!今度の休日空いてない?勉強したいから教えてくれないかな?"ですって!うれしいっっ!」
「こんなに安く(というかタダで!)自分のやりたいことができるだなんて。
今まで教わったことは何だったんだ?」
・「システム導入で
なんで失敗するかが良くわかった!回避策もわかったぞ!」
・「彼らにこれを教えておいたおかげで本当にラクができるようになった。
本当に灯台モト暗しというかなんと言うか・・・」
・「社内SEなんかに勝手にされちゃってどうしようかと思ったけど、ここを読めばなんとかなるかも…」
・「独学しやすいなあ。とりあえずの必要最小限の情報が満載だ。Web検索しなくていいよ!」
「ウソだと思ってたけど、本当にデータ管理効率が10倍になった。いや、それ以上だ!」
・「これならアルバイトも"経営者目線"にできるかも!?」
・「"いや〜あなたのような派遣の方にきていただいて、本当に良かった!ウチは幸運だよ!"ですって!うれしいわ!」


●このサイトを読まないほうがよいかもしれない方
 大変失礼で申し訳りませんが、こちらをご参照ください。

●このサイトの対象読者
※基本的には誰でもOKですが、特に、次のような方々におすすめです。

・独立したい人
・2代目零細経営者
・SOHO
・個人事業主
・お金も時間も無い小規模事業者

・就職してから、多少でも有利になっておきたい学生さん。
・ネット通販とかしてる人
・パソコンがちょっと触れるだけで、無理やり社内SEやデータ管理者などにされてしまった不運な方
・従業員に支払う残業代を、1円でも減らしたい方
・顧客とのコミュニケーションをもっと取りたい営業さん、独立したい人、2代目零細経営者、個人事業主、SOHO、の方
・Excelやデータ管理でお困りの普通の営業さん
・Excelやデータ管理でお困りの普通の事務員さん
・Excelに行き詰まった人
・Accessに行き詰まった人
・パソコンに行き詰まった人、自力でトラブル対策ができるようになりたい人
・自力である程度パソコンをメンテしたり、小規模システムの自作をしたい人(お金が無いなどの理由で)

・弱小コンサル
・ペーパー初級システムアドミニストレータやITパスポート資格保持者でスキルを上げたい方
・初級Excelインストラクタの方

・Excelを「紙のデータ管理の延長」とでしか、使えていない方。
     つまり、Excelシートを「紙」、Excelの各種機能を「電卓」、という用途でしか、使えていない。
     Excelを、「電卓」の域以上の活用ができていない。
       例えば、
       「製品CのキャンペーンDMを送付したいので、
        直近3ヶ月以内の、製品Aと製品Bを買っている方のうち、
        過去全体の購入金額が10万円以上、来店回数が 3回以上の
        年収 400万以上のお客様リストを抽出ししたい。」

       ということなどに、Excelでのリスト抽出(作成)がすぐに、
       また、比較的簡単にできるようになっていない。
       また、
このようなことを行なうのに、「VBAプログラミングでしかできない」と思い込まされている方。
       
VBAプログラミングを使わずとも、他のもう少し簡単な方法があることをご存知ない方。

つまり、
「本職があるけれど、システムを自分で作らないといけなくなった」
「本職があるけれど、パソコンメンテを自分でやらないといけなくなった」
という人たちです。

「システム構築会社に入社するような人。入社したいと勉強している人。システムエンジニアを本職としてご希望の方。」は対象にしていません。(ちょっと方向性が違うため。もちろん参考として読まれるのはまったくかまいませんが)

●内容について

前述のような方々のために、以下のようなことをご紹介して、支援をしていきたいと思います。

(01) 零細以下の企業、個人が、自力で小規模システムが作れるようになることを支援。
    主にAccesとExcelを使ったシステムの作り方をご紹介しています。
    その手の情報は他のサイトにも多いと思いますが、当サイトでは、主にAcces2000とExcel2000を例に、
    その作り方などをご紹介しています。   
    (本当の仕様、何がどこまでできるのか、関数化、設計、作り変えしやすく作るための注意、販促や
     マーケティングなどとの絡め方、等々に関すること。)

    「なんで今更Access2000?Excel2000?」ということですが、Access2000とExcel2000を
    筆者が普段良く使っているということ、それらだけでも相当なことができる(2002も2003も2007要らないかも)、
    かつ、オークションなどで安く購入でき一番コストパフォーマンスが良いからです。
    プラス、2000での基礎が2002にも2003にも使えるし、
    また、市販書籍においても、バージョン2000のものが良いものが一番多いから、等々の理由もあります。
     (書店店頭には少ないですが)。
    結果的に、MicrosoftOfficeの各バージョンの中でも、
        また、他社の同等レベルの競合製品(ファイルメーカーや桐など)と比べても、
        「最も、少ないコスト(金額・時間)でのシステム自作に向いている」
        「デメリットもあるがメリットのほうが多い」
        「動作の体感速度が最も速い」
        「一応、SQLがいたる所で使える(これがファイルメーカーなどとの一番大きな違い)
        「素人が作る場合、無料ソフトでシステムを組むよりも結局安い。高速で面倒がなく情報が多い。」
    などの理由から、バージョン2000で解説していきます。
    ホント、Access2000とExcel2000、はおすすめです。(97でもよいかも?)
    近い将来自作をお考えなら、Access2000とExcel2000とWindows2000か、XP、はとっておくと良いと思います。
    (2007+Vistaを買うよりは便利に使えると思います。)

    また、主に「販売系」のシステムです。(ただ、他にも応用はできると思います)

(02) 「OneToOneマーケティング」や「仮説と検証」などとAccess、Excelとのからみ、ミニ実例などのご紹介
    それにより、システム自作をする時に、どんな構造にすべきか、なども
    例えば、
    「こういう数字が欲しいなら、システム内部の表に、××という列を作ってください。」
    「こういう販促に○×という数字が欲しい。そうお考えなら××という列を作ってください。」
    「こういうアンケートを取りたいなら、こういう質問をして、こういう表をにデータを入力したほうがいい」
    といったようなことです。

(03)Excelでは、プログラムを書かずとも、ExcelVBAを使うよりも効率的なデータ管理ができる手法があります。
    その手法(私は「Excelの真の基礎」と呼んでいます。)をご紹介したいと思います。
    プログラムを書かずとも、例えば2000人の顧客を、購入金額9ランクに短時間で分類する方法や
    「簡易バーコードPOSレジサンプル」をExcelだけで「1日で(というか、コピペだけで)」誰でも作れる方法等を。
   
(04)パソコンを自力でメンテできるように、注意点・ポイントをご紹介したいと思います。
   これは巷にも情報が多いですのでそちらのご紹介や、私の補足などを入れた説明をしたいと思います。
   いずれにしましても、自社内でメンテができるならならそれが一番お金がかかりませんから
   そのようなことに役立つ情報をお届け届けしたいと思います。


※ご注意
  「今までの常識がひっくり返る」というくらい、その内容に驚く経営者の方や
  個人の方もいらしゃいますので、
  そういうものは有料の情報となっております。
  例えば(03)のようなものとか。
  もちろん、無料でも(零細よりも小さな会社や個人にとっては)役に立つ情報がいっぱいあると思います。
 


●目的・目標

  
一口で言うとこんな感じです。

  「小さな会社が自力で自社のシステムが作れ、導入、活用できる」
  「小さな会社が自力でパソコンのメンテができる」
  「その最小限の基礎をすべて公開することによって、
    ・小さな会社が自力でローコストにデータ管理ができるように。
    ・また、自力で出来なかった場合、もし予算があるなら、外注業者とそれなりに話ができるように。
     要望がきちんと伝えられたり、値段の交渉ができたり、品質のチェックができたりするように。」
  「私の知っているすべてを公開したい」
  「私の過去の服屋時代の経験も公開して、それも何かのお役に立つなら立てて頂きたい」
  「小さな会社のシステム導入やデータ管理に関することなら、
    いちいちWeb検索をしなくても大抵はここでわかるよ!という形をつくりたい」
  「小さな会社において、もし、IT専門社員を雇う際に
    ”本当に彼・彼女が即戦力となりえるか?”
    ”IT資格をもっていても、それがどのくらい本当に役に立ちそうか?”
    などの 判断基準となる情報の提供」

  
ということを目的、目標としています。
  (途中で挫折したらすみません!)




●このサイトを読まないほうがよいかもしれない方
 (もちろん絶対ではありませんが、読むと多分怒れてくると思います)

現役のプロのSEさん、プログラマさん、など。

例えばデータベースシステムを作る上で次のような「信念」をお持ちの方です。
・「とことん正しく作る」
・「過ちは許さない」
・「正しく作られていないものはどんなに安価で効率を上げることができてもゴミだ」

つまり、「作ることだけ」に興味がある人はあまり読まないほうが良いと思います。
「正しく作りさえすればすべてが解決する」とか、
「少なくとも、すべてが正しく作られてなければ、”何も解決できない”」
「システムやプログラムには美しさが無ければ意味が無い」
などと考えている方も読まないほうが良いと思います。

理由は、
本サイトが
「作ることだけでは片手落ちで、結局大した問題解決にはならない。」とか、
「システムは ”活用” が重要。
  活用できなく、作って入力するだけでは、目的の半分も達成できない事も少なくない。」ということ、
「いくらカンペキなシステムでも、ユーザーが能動的にデータ活用をしたくなるような仕組みがなければ
  コストを減らしたり売上を上げることには結び付かない。集計だけで終わり発展が無い。」ということ、
また、素人や、お金・時間の無い企業が「システムを自作する」ということ、
「大きな基幹的なものはあまり作らないで、小規模なシステムの自作中心。」ということ、
等々を前提としているからです。

もう少し違う角度からも言うと、当サイトは、
「システム導入に年間30万を捻り出すことすら難しい」と考えている企業や個人のためのサイトだからです。
そして、例えば…、
「年に30万円でも出す余裕がない場合で、でも、どうしてもシステムが必要だ、ということでしたら、
       数年間は呑みに行く時間や遊ぶ時間を削って、勉強し、自作するしかないですよ。」

という前提のもとに、情報を提供しているサイトだからです。
また、とりわけ「素人による自作」という部分を意識していることもあるからです。
                      (※ちなみに、過去、自分がそうでした。システムを作るお金が無かったので自作をしていました)


基本的に、データベースシステムは
(01)「正しく作らないと効果が出ない」ものもあれば
(02)「多少いいかげんでも、作り変えしやすく作ったほうが、正しく作るよりも効果が大きい」というものもあります。

データベースシステムを使う業務の規模や目的などによってもそれらは色々と変わってくると思います。

例えば「基幹的なシステム」をとってみても、従業員が20人を超えて、全員が1台のパソコンを持っているような会社なら、
(01)でないとまずい場合が多いと思いますが、逆に従業員が5人を超えないような会社なら、基幹的なものでも、
(02)のような形でも行けると思います。(むしろそのほうがコストがかからなくて良い場合もあります。)

日常業務でもそうです。
大企業の日常業務でも、基幹的なRDBでないと解決できないような問題もあれば、
小規模なRDBの仕組みで解決できてしまう問題もあります。
そして後者の場合は「だいたい」の約束事を守れば解決できてしまうことも少なくありません。
逆に、「正しく作ろうとしすぎて時間をかけすぎることのほうが罪」です。

特に、「今回限り」といったような性格の一時的なシステムや機能については、
「多少いいかげんでもいいので早く作って結果を見たい」ということも多いです。
そして、このような業務のほうが、むしろ日常的には意外と多く発生すると思います。
「基幹システムに組み込むと大変だから切り離して、顧客マスタだけ一部吸い込んで使いたい」とか、
「弥生やPCAなどのソフトから吐き出されるデータを有効活用したい」といったようなケースです。

そんなときに、「正しく作らないと」なんてことを言っていると、どんどん時が過ぎてしまいます。
特に「素人」が作る場合は。

つまり、私は、『使う人(会社)によっては、「ただひたすら正しく作る」ことだけが正義ではない。』と考えています。
もう少し付け加えるなら、「正しく作ることばかり」に気を取られすぎて、システム導入や機能追加の金額コスト、
構築時間コスト、ひいてはコストパフォーマンス、を考えないような、そんな議論は、零細以下にとってみれば、
それこそ「何の解決にもならない」という風に考えています。
(コストパフォーマンス→金額コストのパフォーマンスだけでなく、時間コストのパフォーマンスも。両方。)

そもそも、「とことん正しく作る」、とか、「美しくないシステムはそれだけで非効率」、といった考えに凝り固まれるのは、
予算も時間も、そして技術力も充分にある場合だけです。

システム導入費用として、年間30万円をひねり出すのにも大変な零細以下の企業や個人では
そんな悠長なことは言っていられません。
ましてや作るのは、技術力が充分にない、素人の方々です。

私が読者の皆さんに提供したいのは、「無印良品」的なシステムの作り方です。

『正しさや美しさがないシステムがなんで良品なんだ!』 とお叱りをうけてしまいそうですが、
でも、もともと企業にとって「おいしい」、「良品」、なのは、
「利益金額が増えて顧客(依頼企業の)に支持されること」だと考えています。
その意味での「無印良品」です。
見てくれや「正しさ」「美しさ」よりも、実用性での「良品」ということです。

だから、システムの美しさは最終的には関係ありません。
また、現在のパソコンのマシンパワーをもってすれば、多少効率の悪いプログラムや機能を作ったとしても、ほとんど致命傷にはなりません。
逆に、正しく作ろうとするあまりに重箱の隅をつつくような作り方をして、金額コスト、時間コストが上がってしまい、その結果、もし「少しいいかげんに作ったけど手早く作れたしちゃんと使えるモノ」よりも融通がきかない、なんてことになると、かえってそのほうが罪です。

例えば、適当に数時間で作ったプログラムの実行処理速度が10秒だったとします。
エラールーチンなし、変数の値のチェックもほとんどなし、変数の名前が長い(ローマ字打ちの英数文字)、
Variant型変数を多用、Withを使わない、でもコメントは書きまくり、など、
ちょっと適当と言えば適当なプログラムです。当然美しくもなんともありません。
でも、やりたいことはきちんと処理できます。処理速度も10秒で何ら問題はありません。
アルバイトが作って製作費用は5000円だったとします。

一方、「それじゃダメだ」とばかりに、ありとあらゆる可能性を想定して「3日がかりで正しく美しく作ったプログラム」ができてきたとします。
処理速度は7秒。
製作費用はプロに頼んだので1日3万で9万円。
美しくて正しいプログラムです。
メインプログラムは色んなケースを想定しているので長い。
エラールーチンはメインプログラム同じくらい長いがカンペキ。
変数チェックのコードもメインプログラム長くてカンペキ。
変数の名前も短くて読みやすい。
コメントも必要最小限。
ケースの想定と高速化の設計に時間がかなりかかった。
ただし、やれることは前者のプログラムと何らかわりはありません。
美しく、正しく作って「3秒」速く動くようになっただけです。

でもこのプログラムは、キャンペーン用だったので、作って3ヵ月後には集計も済み、いらなくなりました。

普通の人間なら「どちらを欲しがると思いますか?」ということです。
普通の人なら、処理速度が10秒で問題ないプログラムが、3秒縮まって7秒になったところで嬉しくもなんとも無いと思います。

美しさ、正しさを否定するわけではありません。
美しくて正しいほうが良いに決まっています。


しかし、
TPO(利用シーン)やコストの話があまりにも無さ過ぎると言いたいわけです。
美しくても、正しくても、いつもそれが「良い」わけではないのです。

また、もしどうしても、自社で解決できなければ、そのときだけプロに外注すればいいです。
「自作」といってもすべてを自作しなければならないなんて誰も決めていないわけですから。

システム導入の議論は「外注ならすべて外注」「自作ならすべて自作」といった短絡的な議論が多すぎると思います。
小規模なシステムなら、「自作と外注の両方をうまく使う」ということができるのにそういったことが全く知られていません。
業者の怠慢か、何なのかわかりませんが…。
そもそも、導入するシステムの規模によって、「できること」が変わってくるはずなのに、多くが「大企業や大規模システムがモデル」の話ばっかりです。

話がそれましたが、というわけで・・・
「正しい」「美しい」システムは、作った業者にとっては「良品」かもしれませんが、
依頼側には別に関係が無いのです。

依頼側(ユーザー)が「良品」と感じるのは、
「安価で」
「操作が比較的簡単で」
「自社の周囲の環境の変化に応じて、安価・短時間に作りかえ、機能追加ができ」
「売上や利益金額のアップ、経費の削減に直接貢献してくれる」
そういったシステムです。

                      
※ただ、もともとそのようなシステムを外注で安く作れるはずもなく、
                        だから、このサイトでは 「自作方法のアドバイス」をさせて頂いているのです。


それらをクリアしていれば、別に美しくなくてもいいのです。
もっと言ってしまえば、100%カンペキでなくても、多少エラーが出てもいいわけです。
だって「社内システム」なんですから。それを他社に売るわけでもなんでもないのです。
エラーが出てもやりたいことがきちんとできれば問題は無いわけです。
(特に自作システムの場合、頻繁に出ない、悪影響の無いエラーは余裕のある時に直せばいいですし。)

逆に言えば、100%カンペキで、エラーもゼロで、とっても美しいシステムでも、
依頼側が、「こんなの使えない」と判断すればそれは「良品」でもなんでもなく、
業者側(もしくは開発担当者)の自己満足の産物にすぎず、
依頼側からみれば、「ただのゴミ」なのです。

巷の議論は、コスト(お金・時間・人)を意識していないシステム導入論が多すぎると思います。
というか、あまりに、コスト(お金・時間・人)を意識しなさすぎではないか? と思うくらいです。

だから、零細以下のシステム導入は失敗しやすいのだと思います。
だって零細には大抵「お金も時間もないから」。
そして「お金と時間が無い場合の具体的な方法論も無い」ですし「有料情報としてもほとんど無い」からです。
Webにも本屋にも。業者も説明してくれない。



繰り返しになりますが、本サイトは零細以下の規模の業者、学生さん、等々のためのサイトです。
例えば、「当然本職じゃないけど、時間も金もないけど、自分でシステムを作ったり、パソコンまわり全般のことをメンテもしないといけなくなっちゃった」という人のためのサイトです。
そして正直、作ることは2の次で、活用に重点を置いていこうと考えています。

なので本職のシステム構築職人からすると「てんでなってない」内容かもしれないです。

しかし、零細の現場では、なっていなかろうがなんだろうが、「短時間でとりあえず動くようにし、不完全でも良いので、すぐに活用できるようにする」とか、「走りながら考える、変えていく、」、「完全さを求めてちゃ遅いんで、ある程度の精度でいい」ということも求められます。
「金も時間もねーんだからさ」という理由で。
そんな中でどうしたらよいかということを、ここでは書き連ねています。

だから、「作ること」に重きを置く「プロ」と呼ばれる方々の逆鱗に触れる内容がたくさんあるかもしれません。
なので、できれば読まないほうが良いと思います。

特に将来、そのような職業(プロのSEさん、プログラマさん、など)を目指している方は、読まないほうが良いかもしれません。
悪い癖がつくと思いますので。

作るだけ専門の方と、活用重視の依頼者とではスタート地点もゴールも異なると思いますので、そのようにご理解頂けたらなと思います。


ところで、プロと言いながら、「作ること」「だけ」しか考えないプロが居ます。
システムは完成後からが本当にスタートなのに。

「言われたとおりに作りさえすればいい。それ以外何もしようがないだろ?コンサル料だってタダじゃない。
納品後に活用できるかできないかはお客がきめる事。こっちではどうしようも手は出せない」
という考えのプロもいるかもしれません。
私も似たような経験はあります。きれいごとだけじゃやっていけない、ということもわかります。
でも、それって本当に「プロ」と呼べる?

確かに「作る」「プロ」であるかもしれないですが、「役に立たないかもしれない」と予測されるものでも、「お客が言ったから」ということで作って納めてしまう。
また、「万全なアフターです」というのは聞こえはいいが、「でも実際には内容の割にかなりのメンテ料などがかかった。」ということもあると思います。
それは本当に「プロ」の仕事なのでしょうか?

お客様の利益のためなら、あえてシステム導入依頼をお断りする、というのもプロのような気もしています。
もちろん、なぜ導入しないほうがよいかの理由をきちんとご説明してあげて。
(お客様にとって有益な情報ならアドバイス料ということで「有料」でもいいと考えています)

そのあたりが私にはまだわかりません。

私は駆け出しなので、現在、その部分を自分なりに追求しているところです。

だから、なおのこと、プロのSEさんはお読みにならないほうが良いと思います。

「間違いだ」と指摘されたとしても、私は自分の考えを変える気が無いので…。
むしろ「このバカ!お前のようなやつがいるから…!」と言っていただけるほうが良いかもしれません。
多少なりとも問題提起してお客様に色んなことを知ってもらいたいから。


料金の高い業者が本当にレベルが高いのか?とか、
料金の高い業者が本当に良い製品を作れるのか?
作ることなんかより活用のほうが難しいんじゃないのか?とか、
色々なことをお客様に考えて頂きたいと思います。

ここはそういうことのためのサイトですので、しつこくてすみませんが、
『作ることだけに興味がある人』 はあまり読まないほうが良いと思います。


●このサイトのレベル

このサイトは、「システム構築会社」に入社するような人を対象にしていません。

むしろ、対象はそのような方々「以外」の人たちです。
普通の方が、「独学してシステムを自作できるようになれるように」ということを目的としています。

ですから、説明の仕方が、少々「適当」な部分も「多々」あります。
「普通の人向きの説明・・・」とでもいいましょうか・・・。
例えば、「あまり細かいことを言い出してもきりが無いので、この程度に考えてみてください」と、適当なラインで説明を区切ったりします。
ですから、システム構築業のプロの方からすると、「なんだこのサイトは、いいかげんなことばっかり教えやがって」とお感じになるかもしれません。

でも、このサイトの本当の対象者は、あくまでも、システム構築会社に入社するような人「以外」の方です。

「システムをはもちろん必要だが、作るよりも活用することのほうが重要」
「作ることが目的ではない。活用することが目的。」
「システムを作ることは重要だ。でも僕は(私は)SEじゃない。SEになろうとも思わない。本職があるわけだから。」
というような人たちです。

「本職があるけれど、システムを自分で作らないといけなくなった」
「本職があるけれど、パソコンメンテを自分で作らないといけなくなった」

という人たちです。

そのような人たちに、「SEを本職にする人がするような学習レベル」を求めてもあまり意味がありません。
彼らには本職があり、時間も限られているわけですから。

だから、普通の人が「独学しやすいように」ということを優先させています。
「皆SEになるわけじゃないんだから、厳密には間違った言い方でも、イメージしてもらいやすい説明のほうがいい」
ということを念頭に置いています。

あまり、厳密に説明しすぎて、「対象者がわけがわからなくなる」
「作ることに意識が行き過ぎて、活用することがおざなりになってしまう」
ということは避けたいと考えています。

専門用語も多少は使いますが、読者や私が「専門バカ」にはならないように注意したいと考えています。

今までは
「学ぶなら」「正しく」ということばかりが優先、重視されすぎていたと思います。
「良い意味で中途半端な教え方をしてくれるサイトが無かった」のだと思います。
「中途半端な覚え方だけど、今はそれでいい。」
「ここまで覚えればいい、こういう活用をすればいい、
  これ以上深くやるなら本業に影響が出る割に活用ができないから覚悟して」
と言ってくれるサイトが無かった。


零細にとって本当に重要なことは「正しく学ぶ」ということではありません。
「活用が重要、行動するためにシステムを使う」というこのほうが重要です。
「活用・行動できないなら正しく学んでも意味が無い。」、ということです。
例えば、
「正しく学ぶ」ことを重視するあまり、必要の無い事まで学びすぎて時間を浪費するとか、
「厳密さを重要視しすぎて、本来1時間で終る機能作成を、一週間以上ムダに時間を使う」とか、
正しく学んでないことを、「作るだけプロ(現場のことを知らない人)」に指摘され、そのことで悩みすぎてしまう、
などは、「正しく学ぶ」ということに縛られすぎてしまう

零細では、学ぶ、より、活用することのほうが大事です。
もちろん、活用するためには学ぶことが大切で、それが土台になるわけですが、
t「作り変えしやすように作るテクニック」さえ覚えてしまえば、あまり重箱の隅をほじくりすぎても意味が無いということです。


どの学習サイトも、零細のお金や時間のことなどは本当には考えてくれません。
正しく学び、正しく運用する。それだけです。
多くが大企業向けの情報だったり、活用事例が無かったりします。
零細にはそれはあまり意味の無い情報です。
だから、これまで多くの方が、システム構築に挫折してきたのだと思います。

独学に失敗するのは、「このくらいのこと覚えてないと恥ずかしい」とか、「より専門的なことを学習するには、しっかりしたものを作るには、AccessやExcelなんかじゃダメだ」とか、巷の間違った情報を鵜呑みにしてしまうことも一因だと思います。
そうすると、「必要最小限のことを」「楽しく」勉強できません。

高度なものがよい→これは零細の現場ではウソ
高い知識が必要→これも同じ。


また、そのような考え方をした時点で、「活用」から「構築だけ」に頭が行き、「システム導入の成功=完成」になってしまうのだと思います。そうなると「活用」がどこかへ行ってしまうので、大抵システム導入は失敗します。

だからこのサイトでは、あえて、一般のプロの業者、システム構築の教育者が言わないようなことも平気で書きます。
彼らからすれば、下手糞でみっともない、騙しのような説明をします。
(でもそもそも、一般のプロの業者、特に大規模開発をしている業者や、システム構築の教育者の頭の中には「零細のために」なんていう項目はほとんど無いです。だから正しいけど、専門用語だらけの宇宙語のような会話をしてきます。意味が通じない話をしても意味が無いということがわからない人が意外と多いです。)


だから、このサイトのレベルは、プロ(のシステム構築業者)から見れば「かなり低い」です。
でも、対象者からすれば、「ちょっと難しい」、か、「なんとかなるかも」くらいのレベルになっていると思います。


当サイトは、プロ(のシステム構築業者)から見れば 「適当」で「ゴミ情報しかない」サイトかもしれません。
でも、むしろそう思われているくらいが、「逆に零細企業のためにはなる」とも考えています。
ですから、私自身は、
「知識レベルは低い。」「説明の仕方も下手クソ。」でも「零細にとっての価値は高い。」そう考えていますし、
読者の方にもそうお考え頂ければよいのではないかと考えています。

学者が零細企業の現場に来ても役にたたないのと同じように、システム構築(だけ)のプロが零細の現場に入ってもすぐには役に立たないのです。

素人だからといって、卑屈になる必要はありません。
プロ業者が、零細にとってほんとうに良い選択肢を用意してくれるわけでもないからです。そうとは限らないからです。




▲番外

零細以下の会社や個人が求めている情報は、「一般のプロ(特に大規模システムばかりにかかわっている人)が」「ゴミ」と一蹴してしまうものの中にこそあるような気もします。

もしそうでなかったら、この世のほとんどのプロジェクトが「成功している」と思うのです。
「作っただけのシステムがあちこちに放置されたまま、支払いだけが残る」なんて状況は皆無なはずです。

「でも現実はそうじゃない。」ってことは、お客様とプロ業者の間に、まだまだ大きな意識や考え方の隔たりがあるという証明でもあるような気がします。

その意味では、特に「プロが言うレベルの話」は無視していいと考えています。


ついでに・・・
話を脱線させますが・・・

私の中では、
・プロ業者の言うことをホントに信用して良いのか?
・プロ業者はシステムを作るプロかもしれないけど、活用のプロじゃない。だとすれば存在価値が無い。
・プロ業者を疑え。
・システム構築について、小学5年生にでも分かるように説明できないならプロじゃない。
・資格をいくつ持っていても、零細の役に立たない人材も居る。
という意識があります。


自分も一応プロ業者のはしくれですが、できれば、このラインを超えられるように頑張りたいと思っています。
まだこの域にいけません。

というか、実際にこんなプロ業者は見たことが無いですが。
口で言うほどこのラインを超えるのは簡単じゃないのです。