● 無料ソフトでFAX送受信01:接続したFAXモデムの診断と正常に外部に電話をかけられるかのテスト(Windows2000とXPの場合)

目次
 ★ モデムの診断と音声を待たずにダイヤルする設定にする
 ★ モデムの動作テスト

※Shift+TABキー、もしくは、Homeキー、Homeキー+TAB数回、を押すと、目次付近に戻れます。
  
  
★ モデムの診断と音声を待たずにダイヤルする設定にする

デバイスマネージャを開きます。(マイコンピュータを右クリックしてプロパティ→「ハードウェア」タブで「デバイスマネージャ」ボタンを押します。)

デバイスのツリーが出てきますので、その中で「モデム」の項目を探します。見つけたらそのアイコンをダブルクリックし、「さらに、出てきたモデムの機器名」をダブルクリックします。
「(機器名)のプロパティ」というダイアログが出ますので、「診断」タブの「モデムの照会」ボタンを押します。
「モデムの照会」ボタンの真上のリストに診断結果が列挙されますが、その中で、「ATQ0V1E0 成功」とか、下にスクロールして「ATI2 成功」とか出ていて、エラーが何も出ていないようでしたら大丈夫です。(http://www.megasoft.co.jp/starfax/modem2.html#3からの引用→「コマンド」列から「AT+FCLASS=?」と表示された箇所を探して、「応答」列の値を確認し、そこに"1.0"、"1"のどれかが含まれていればFAX通信を行えるFAXモデムが搭載されています。※"1.0"はスーパーG3通信が行えるFAXモデムです。)

逆に、何かエラーめいたものが列挙の中に含まれていれば、モデムが壊れている可能性があります。
壊れておらず、ドライバの調子が悪いだけの場合もあります。
この段階でもし、モデムカードを別のスロットに差し替えたり、ドライバを入れなおしたりしてもこの診断結果が良くならないようなら、モデムカードを交換したほうが良いかもしれません。
なぜならこの診断テストは「まずはパソコン内部でWindowsからモデムに対して、正常に通信ができるか?」の診断テストであって、外部に通信できているかの診断ではないので、ここでのテスト結果が悪ければ、外部には絶対に通信できません。つまり、外部に電話をかけることができません。
となると、同じモデムカードをずっと使っていてもらちがあかないケースのほうが多いので、モデムカードを取り換えてしまうほうが早い場合が多いです。

テスト結果が正常でしたら、引き続き、「発信音を待たずにダイヤルする」という設定にしたいので次項に行きます。

※コントロールパネルの場合は、次のようにチェックします。
まずコントロールパネルを開いて「電話とモデムのオプション」を開きます。
出てきたダイアログボックスの「モデム」タブの下側の「プロパティ」ボタンを押します。
さらに出てきた画面の「診断」タブを押して、「モデムの照会」ボタンを押します。
正常かどうかの判断方法は前述のデバイスマネージャの場合と同じです。
  
  
次に、「発信音を待たずにダイヤルする」という状態にします。

デバイスマネージャからでもコントロールパネルからでも、前項と同じモデムのプロパティのダイアログ画面の「モデム」タブにて設定します。

前項にひきついで「モデム」タブを表示したら、「ダイヤルの管理」の「発信音を待ってからダイヤルする」チェックを外します。

そのあと「OK」すれば設定完了です。

この設定にする理由は次のとおりです。

まずここで言う「発信音」とは、電話機の受話器を外した時に聞こえる「ツー」という音のことです。

このチェックマークをはずさないとそのツーという発信音を待ってしまい、それが鳴るまでダイヤルを開始をしてくれない場合があるため、「発信音を待たずに ”即” ダイヤルする」という意味で、その状態にする必要があります。

そのために、「発信音を待ってからダイヤルする」チェックを外します。

で、さらにその理由ですが、(詳しいことはよくは分からないのですが)「必ずしも全ての回線でそのツー音が出るわけでもない」ということらしいので、そのためです。
特に社内の内線電話の回線の場合です。社内独自の交換機のからみで?かも??です。

なお、うろ覚えでハズレかもしれませんが、Windows95や98の時代は、この設定か「モデムスピーカを使う」などの設定が、デバイスマネージャ側(orコンパネ側)のダイアログにもダイヤルアップのアイコン側の設定ダイアログにも双方にあるんですけど、でも「独立していた」気がします。つまりデバイスマネージャー側で設定するだけではダメで、むしろ、ダイヤルアップのアイコンの側のほうだけで設定すれば良かったような・・・。つまり、ダイヤルアップアイコンを複数作った場合に、それぞれで設定を変えられるように・・・、という感じになっています。(あるいは、デバイスマネージャ側が「既定値」で、ダイヤルアップアイコン側は「ユーザーカスタム設定」みたいな感じ・・・)

なので98以降でも、もし電話がかからない時は、デバイスマネージャ側とダイヤルアップ側、双方に同じ設定が無いか、その設定箇所を探すといいかもです。
ただ、2000でもXP、Win10でも、僕は「発信音を待ってからダイヤルする」の設定箇所は見つけられなかったのですが・・・(多分勘違いですね。何せ古いことなので・・・。混乱させてすみません!でも双方に同じ設定が無いかをチェックするのは、ダイヤルアップの設定の時は重要になるケースもありますのでご注意ください。)

★ モデムの動作テスト

以下のサイトの設定をご参考に、ご自分の携帯などにかけてみます。

・「ダイヤルアップ 設定方法【WindowsXP】」
http://www.kip.ne.jp/kip/settings/windows/dialup/winXP/index-xp.html

途中の『「ダイヤルする電話番号」を以下のように設定します。』で、ご自分の携帯電話の電話番号を「市外局番も一緒に」入力します。

また、その次の、『「インターネットアカウント情報」を以下のように設定します。』では、特に何も入力しません。あるいは、適当な値を入れておきます(もし値を入れないと次の画面へ行けないようでしたら)。アカウント情報が無くても・適当な情報でも、コールはきちんとなされるので、電話はご自分の携帯にかかってきます。(端末にログインしないというだけで。)

念のため、『KIPアイコンをダブルクリックすると、「KIPへ接続」画面が表示されます。』のところで、「プロパティ」ボタンを押して、「市外局番とダイヤル情報を使う」的な設定をチェックをはずすとより確実かと思います。(理由は後述のWin2000の場合と同じです。)

携帯電話が鳴れば、パソコンから外部へ電話できた・接続できた、ということになります。

※Windows2000の場合は、以下のWebページをご参考にしてください。
・「ダイヤルアップ 設定方法【Windows2000】」
http://www.kip.ne.jp/kip/settings/windows/dialup/win2000/index2000.html

『以下のように設定します。』のところで、「電話番号」に市外局番を含めて入力し、「市外局番」を空欄にします。「市外局番とダイヤルのプロパティを使う」はチェックを入れてと書いてありますが、はずしたほうがより確実です。「市外局番」を空欄にして「電話番号」で市外局番を含めて入力してしまうので、「市外局番とダイヤルのプロパティを使う」はチェックを入れないほうが無難です。