新しいパソコンに、Windows Live Mail をインストールするときの手順(バックアップとリストア)
●はじめに
今さらWindows Live Mail もないんですが、リストアしてみたら意外とラクちんだったのでスタンドアロンインストーラなどを持っている人は何かに使えるかもしれないのでメモしておきます。
バックアップしたモノを所定のフォルダに書き戻すだけでアカウント設定も全部戻りました。(パスワードだけが戻らないのでそれだけは手入力する必要があります)
複数のアカウント設定をしてある場合も、全部、書き戻ります。
インポートとか必要ありません。
所定のフォルダにドラッグコピーで書き戻すだけです。
メールが1通ずつファイルになった状態でバックアップリストアされるのですが、そのメールたちが破損して無ければ書き戻せます。
Outlookだと、全部がPSTという1つのファイルの中に入ってしまっているため、PSTの一部が破損すると全部道連れで「全滅」になることがありますが、Windows Live Mail の場合は死んでるメールだけハネておけばいい、ということになります。
(ただ、ファイルとしてのメールの数が多い場合はバックアップもリストアも時間がかかります)
SSL対応がどこまでできるかわかりませんが、OSがTLS1.2以上をサポートしていれば、一応まだ使えそうではあります。(現時点では、Win10・1903・64bitにはインストール可能です)
では以降、バックアップとリストアの方法です。
●バックアップ
・持ち主にメールのパスワードが分かるかを聞く。わからなければ、復元できないとお伝えする。
・C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows Live Mail フォルダをすべてバックアップ。
これで、メールとメールアカウントが全部バックアップできる。
ただし、メールパスワードだけバックアップされないので
それを復元できる方法を探す。
だめなら持ち主にお聞きするしかない。
※パソコンが起動するなら、PasswordEyeなどのフリーウェアで解読することができます。
※もし、iafファイルでアカウントのバックアップがとってある場合は、
それがもしかしたら使えるかもしれません。試してませんが。(ダメかもですが)
●リストア
@パソコン自体の初期設定
・ネットワークケーブルをはずす。
・必ず、「起動する前」に、「買った当初の設定」のまま、で、Easeの v11でいったんバックアップ。
・PCの初起動。制限付きローカルユーザー「user」アカウントを作成し初起動。
・ネットワークケーブルを挿す。
・起動の再確認と「1909の設定の完了」。
・必ず、「初期設定」のまま、で、Easeの v11でいったんバックアップ。
・初回の設定。(デスクトップアイコン、電源、F8キー、の設定。)
・必ず再度、Easeの v11でいったんバックアップ。
@WindowsLiveMailのインストール
・WindowsLiveMailのスタンドアロンインストーラを起動
・そこから .NET 3.5 をダウンロードしてインストール
・一応パソコンを再起動して、OKなら、WindowsLiveMailのインストール再開。
・インストールが終わったら、いったんケーブルを抜く(メールをヘタに吸い込んでサーバから削除されてしまうトラブルの回避)
・WindowsLiveMailをいったん起動。アカウントの設定やその他の設定は「一切せずに」、いったんすぐに終了。
・WindowsLiveMailの終了を確認。起動していたらダメ!!
@バックアップデータの書き戻し
・C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Windows Live Mail フォルダを
「Windows Live Mail_old_org」にリネーム
・外付けHDDの、例えば「E:\DellAll100GB\backup\メールALL\Windows Live Mail」
フォルダ(つまりメールデータのバックアップデータ)を、
「Windows Live Mail」フォルダ丸ごと、その階層に書き戻す。
1.5GB くらいで、HDDだと15~20分くらいかかる。
(メール数=ファイル数が多いとSSDでも思ったより時間がかかる)
・この時点では、メールのアカウントは復元されるが、パスワードだけは復元されない。
@メールの受信の準備(本番ではない)
・WindowsLiveMailの起動。
・表示→スレッド→オフ
・表示→メッセージ一覧→1行表示
・表示→プレビューウィンドウ→オフ
・ファイル→オプション→電子メールアカウントにて、以下の設定。
すべてのアカウントの「メールの受信時および同期時にこのアカウントを含める」を
「OFF」にし、詳細設定タブの「7日残す」などを「30日残す」の設定に変更。
(サーバから削除しない、を選んだら絶対にダメ!!!!
テストではずすと7日以前のメールが消える可能性があるため。)
・何度も確認。
・いったん、WindowsLiveMailの終了を確認。起動していたらダメ!!
・再度、起動。メールが受信されないかを確認。
受信エラーが出なければ受信は始まってない。
@メールの受信テストの本番
・ケーブルをつなぐ
・IEで通信テスト
・WindowsLiveMailの起動(パスワードがないので受信されない。)いったんすべてのアカウントのエラーをやりすごす。
※ケーブルテレビのメールは、そのネットワークにつながないと
パスワードが正しくてもエラーでダメかも。
・まずはすべてのアカウントのこれまでのメールが復元されているかをチェック
・ウィルスメールじゃなさそうなメールを選び、一応、開けるかもチェック
・全アカウントのパスワードを用意
・アカウント一つずつを、パスワードを入力して受信してみて、設定を見直す。
・必要に応じて、サーバに残す期間を14日や7日に設定し直す。
- 投稿タグ
- SMTP-AUTH, SMTP認証, SSL, ビジネスパソコンの基礎, ポート番号, メールクラアント設定