● 「パソコンでの自動化」の意味

目次
● 「パソコンでの自動化」の意味
● 「パソコンでの自動化」とは
● 実現手段
Shift+TABキー、もしくは、Homeキー、Homeキー+TAB数回、を押すと、目次付近に戻れます。

● 「パソコンでの自動化」とは

「パソコンでの自動化」、とは、大雑把に言えば、例えば、次のようなことです。

(A)一定の時刻に、一定の作業をパソコンに自動実行させる。
例えば、
・人間がやる必要のないよくある計算(一般定型集計)や、
・新規作成や書き直しをしたファイルのみを自動的にUSBメモリにバックアップする、
などを自動的に実行させます。

(B)複雑で時間のかかる作業、ミスを誘発しやすい作業を自動化する。
例えば、毎日、あるいは、週に数回行う作業で、かつ、
きまりきった定型作業で、しかし、作業項目が多かったり、手順が複雑で長かったりで、ミスの起きやすいもの。など。
そういったものをパソコンにある程度自動実行させる。
それによって、余剰時間を作ったり、ミスを減らしたりする。

部分的な自動化、大掛かりな自動化、色々とあります。

例えば、「Excelを使用中に、大量データの値をチェックしなければならなくなったので、チェックを自動化する・・・」、などです。

(C)パソコン操作を人に教えるときなどに、動画のようにマウスが自動的に動くプログラムを作る。

など。

● 実現手段

前項の(A)~(C)を実現したい場合、「方法」としては大きくは次の4つがあります。

(01)「プログラム」というものを書いて自動実行させる。

(02)「クリック操作やキーボード操作を記憶するソフトや機能」を使って、必要な動作を記憶させ、自動実行(再現)させる。(クリック操作を記録・再現するだけのため、とりあえずプログラム記述は必要ありません。意外と簡単です。クリック操作を「録画」するような感じです。)

(03)Windows標準搭載の「タスク」機能などを使って一定時刻や決まったタイミングに自動実行させる

(04)上記すべての混合
  
  
(01)の「プログラム」でよく使われるのは「プログラミング言語」「コマンド」などとと呼ばれるものです。
プログラミング言語には以下のようなものがあります。(これらは、大抵、「変数」というものや「ステートメント(文、構文)」というものを使います。)

▼プログラミング言語

(a)ExcelVBA
(b)WordVBA
(c)AccessVBA
(d)Visual Basic
(d)Visual C++
(e)JAVA Script
(f)Perl
(g)PHP
(f)VBScript(Visual Basic Script)
(g)C言語
(h) FORTRAN
(i) COBOL
(j)JAVA

※「SQL」という、データ管理専用のデータ操作言語もあります。
一般的なプログラミング言語とは少し違いますが、これも一種のプログラミング言語です。
これを知ると、データ管理を上記のような「プログラミング言語(≒プログラム)」を使わずに行えるので、かなりコストダウンが図れます。
大抵は、知らない場合の5倍から100倍のコストダウンが図れると思います。(開きがあるのは目的・規模等々によってかわるため)

▼コマンド
(k)コマンドプロンプトやWindows Power Shell
(l)WHS(Windows Script Host)

▼その他
(m)HTMLタグ、

など。
  
  
(02)では、「マクロ機能」とか、「スクリプト機能」、「PC自動化ソフト」
などと呼ばれるものが使われます。

(n)Photoshopやイラストレータのスクリプト機能
(o)Excelのマクロ機能
(p)UWSC(PC自動化ソフト)
(q)RocketMouse(PC自動化ソフト)

クリック操作で設定したり、簡単な入力をしたりして自動実行プログラムを作成します。「変数」や「ステートメント」は使わないで済む場合もあります。
  
  
(03)では以下の機能です。
すべてWindowsに標準搭載されている機能です。

(r)スタートアップフォルダ
(Windowsの起動時に任意のプログラムを自動実行)
(s)シャットダウンスクリプト
(Windowsの終了時に任意のプログラムを自動実行)
(t)タスク
(一定の時間間隔で、任意のプログラムを自動実行)
(u)「サービス」化
(画面の裏方で常に動くソフトウェアとして自動実行)

※関連記事
・自動化の目的~「パソコンでの自動化」について
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct071310_automation/pc-automation-02