● 非力マシンの速度アップとメモリの節約~非力マシンの場合の不要なサービスの停止
※自己責任で。
特別なことをせずオフィスソフトとインターネットとメール利用で、外にも持ち出さず、ということでしたら、基本・・・、
・Program Compatibility Assistant Service(「コンピュータの管理」の「サービスとアプリケーション」の「サービス」から)
・BitLocker Drive Encryption Service(同上)
・Superfetch(同上。1809以降では「SysMain」というサービス名。)
・Hyper-V 関連
あたりは止めておいても大丈夫です。
あとは「PCが非力だから」とやむをえず止めるサービスをご紹介します。
●本当は止めてはいけないけど、やむを得ない場合に、いったん止めてもいいサービス
(「コンピュータの管理」の「サービスとアプリケーション」の「サービス」から)
(01)Windows Update
(「コンピュータの管理」の「サービスとアプリケーション」の「サービス」から止めます。)
もしノートンやウィルスバスターなどの市販のセキュリティソフトを入れていない場合、既定で動作している「Windows Defender」がウィルスチェックのほう担当してくれています。(能力は高くないですが。でも何もしないよりははるかにマシです。スパイウェアも一応チェックしてくれます。なおファイアウォールは「Windows Firesall」が担当してくれています。」)
が、そのような状況のときに、Windows Updateを止めてしまうと、「Windows Defender」のウィルス定義ファイル(ウィルス検出用の核となるファイル)のアップデート(更新)ができなくなります。
よって、Windows Updateは基本的には止めたらいけないのですが、ただまあ、Win10を入れたマシンがあまりにも非力で全体の動きが遅いなら、作業中だけ、止めても大丈夫です。(Windows Updateを止めても Windows Defenderは更新できなくなるだけでウィルスチェックはしてくれてますので)
かなりパソコンの動作が軽快になります。
ただ、作業が終わったり、タスクトレイに「Windows Defender(ウィルス定義ファイル)の更新をしてくれださい・・・云々・・・」と出たら、Windows Updateを再度開始して更新をします。
「Windows Defender」については以下のURLもご参考に。
「Windows 10」における「Windows Defender」の使用手順について
http://www.japan-secure.com/entry/how_to_use_Windows_Defender_in_Windows_10.html
(02)Windows Search
(「コンピュータの管理」の「サービスとアプリケーション」の「サービス」から止めます。)
「ファイル検索もファイル名だけで検索できればいい。」という場合に、止めてもいいサービスです。ファイル名やフォルダ名を付けるだけの動作すら遅い場合などは止めると速くなります。
これも、あまりにもマシンが非力な場合、体感速度が少し速くなります。
作業を終えた後は、もしかしたらいつか「インデックスでの全文検索(ファイルの中身の語句での検索)」が必要なこともあるかもしれないので、再度開始してパソコンを放置してください。
Windows7のページですが以下のWebページも参考にしてください。
Win7でも名前での検索はできるので特別なパソコンの使用をしていなければ大丈夫だと思います。
Windows10だとスタートからのプログラムの検索などができなくはなるようです。試してみてダメとか、それはどうしても必要、というなら、再度開始させます。
「Windows サーチを無効にするとどうなりますか?」
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows7/what-happens-if-i-turn-off-windows-search
●特定のソフトの動きが極端に遅い場合に停止させるサービス01(「Windows Defender」)
(「設定」から止めます。)
これは、市販のセキュリティソフトが入っていない場合のみのお話ですが、その状況下で、もし特定のソフトが起動する際その起動速度が極端に遅い場合、「Windows Defender」自体を止めます。
理由は、「Windows Defender」は特定のソフトが起動する際に、リアルタイム検索がプログラム側も、開くファイルの側もウィルスチェックし始めてしまい、開くのが遅くなります。
例えば古いバージョンの一太郎などがこれにあたります。
ただし、止めるときは必ず LANケーブルを抜いたか無線OFFにした時だけにしてください。
あるいは、ネットワークアダプタのアイコンを一時的に無効にしてください。
(ネットワークアダプタのアイコンのショートカットをデスクトップにおいておけば右クリックで無効、有効の設定ができます。)
Win7や8、もしくはXpで使っていたパソコンをWin10にしたときに、極端に開く速度が遅くなるソフトがあったら、一応、「Windows Defender」も疑ってください。もし的中していた場合、「Windows Defender」を停止させるとかなり速くなります。
なお、市販か無料のセキュリティソフトを入れると、「Windows Defender」が自動停止されますので、そのおかげで自動的にパソコンの動作速度が速くなる場合が多いです。
例えば、「ESET」など、もともと軽いセキュリティソフトを入れるだけでパソコン全体の動作速度が速くなったりします。
なお、あらかじめ、市販のセキュリティソフトが入っている場合も同様です。「Windows Defender」は自動停止になってしますので、「Windows Defender」が原因で特定のソフトの起動が遅くなることはないと思います。
それでも遅かったらその場合は、入っていたセキュリテソフトのリアルタイム検索を一時停止してみるなどして、速さが戻るか戻らないかなどをチェックしてみます。
手動で止める際は、サービスの名前としては、
Windows Defender Network Inspection Service
とか
Windows Defender Service
あたりを止めればいいのだと思いますが、
一般的には「スタート」ボタン→「設定」、から、「更新とセキュリティ」「Windows Defender」「リアルタイム保護」にて停止させればOKです。
再開させる場合は以下のサイトをご参考に。(「バージョン情報」欄から「Windows Defenderの使用」をクリックします。)
https://121ware.com/qasearch/1007/app/servlet/relatedqa?QID=018021
●「ExcelやWordやネットをするだけで支払いもクレジットか現金。ネットバンキングもやらない。パソコンを外にも持ち出さない。LANも組まない。」という場合に、止めてもいいサービス(止めてもいい=サービスを「無効」の設定にする)
(「コンピュータの管理」の「サービスとアプリケーション」の「サービス」から)
(03)BitLocker Drive Encryption Service
(04)Superfetch
(05)Hyper-V 関連
特にWin10Proの64bit以外ならOFFにします。Hyper-VはWin10Proの64bitマシンしか使えないので。(CPUもHyper-Vに対応してないと使えない。)
例えばWin10Proでも 32bitだとHyper-Vは使えないと思ったほうがいいくらい、限定された何かしか使えません。ONにしていても無駄なので、Win10Pro 32bitの場合は、エミュレータ(仮想OS)を使いたいなら、VMWarePlayerやVirtualBOX、などを使います。
VirtualBOXがOSやCPUを選ばないので使いやすいかもしれません。
なお、Win10Proの64bitマシンでもHyper-Vを使わないならOFFでもOKです。
以上は「LANを組む組まないに関係なく、止めていいサービスです。
「LANを組むときに止めたらいけないけど、LANやWifi以外の無線通信などを組まないなら止めてもいいサービス」を以降でご提示します。
(06)その他(LANも組まない場合)
あとこちらもご参考に。
http://www.webessentials.biz/windows10/windows10firstconfig/
これによると以下のものも止めていいようです。
Bluetooth Handsfree Service
Bluetooth Handsfree Service
Bluetooth Support Service
Diagnostic Policy Service
Diagnostic Service Host
Diagnostic System Host
Diagnostic Tracking Service
Hyper-V xxxxxxxxxxxxxxxxxx
Hyper-Vとつく項目が8つありますのでこれも無効にします。
リモートデスクトップ関連
Remote Desktop xxxxxxx
Remote Desktopとつく項目が2つあるのでこれも無効にします。
リモートレジストリ
Remote Registry
これはセキュリティの観点から無効にしたほうがいいです。
リモートアクセス関連
Routing and Remote Access
リモートでの作業をしない方は無効の方が安全です。
VPN関連
Secure Socket Tunneling Protocol Service
VPNは使用しないので無効にします。
センサー関連
Sensor Data Service
IoTやM2Mの開発する人とやパソコンやタブレットにセンサーがついていて使用している人は無効にできないです。
Sensor Monitoring Service
センサーのモニタリングを無効にするので環境光センサーなどがついたパソコンやタブレットでは自動輝度調節が使用できなくなります。
Sensor Service
上記2つのサービスを管理するサービス。
必要ない方は無効。
Smart Card
カード認証を行わないなら無効で大丈夫です。
個人用途ではほぼ皆無だと思います。
Smart Card Device Enumeration Service
スマートカードのエミュレーション機能。使用しないので無効にします。
Smart Card Removal Policy
スマートカードのポリシー設定サービス。使用しないので無効にします。
Telephony
ビジネスフォンなどを制御する場合必要。無効にしました。
Touch Keyboard and Handwriting Panel Service
タッチキーボードや手書きパネル関連なので無効にしました。
タブレットなどは無効にしないこと。
Windows Biometric Service
生体認証は使わないので無効にします。
Windows Media Player Network Sharing Service
Windows Media Player使用してないので無効にしました。
Windowsモバイルホットスポットサービス
使用しないので無効。
Xbox Live関連3つ
すべて無効にしました。
市販デモサービス
市販PCのデモ用設定をするサービス。売り場用デモPCではありませんので無効。
上記以外にはこちらもご参考に。
http://tooljp.com/Windows10/doc/Service/
「×停止を推奨、××停止を強く推奨」などを止めてみてください。
●モニタ画面の色数を減らす。
Win10からできなくなりました。(2016/06月現在では。)
Win8までは画面の表示色を「High Color (16bit)」にするとパソコンの動きが少し速くなるので、使える手でしたが、Win10では今のところ使えません。
フリーウェアやWindows Updateなどで設定できるようになるかもしれませんので、それまで待ちます。