● システム丸ごとのバックアップを、Blu-rayディスク(UDFフォーマット・アロケーションユニットサイズ=標準サイズ)に保存してリストア(復元)してみるテスト
※注・・・Blu-rayディスクの保管にソフトケースを使う場合は、絶対にDVDやCD用のソフトケースは使わないでください。Blu-ray専用のソフトケースを使ってください。DVD・CD用のソフトケースを使うとどうやら使っている布地が違うらしくてデータが、書き込みエラーを起こしたり、最悪読めなくなるそうです。(僕もそれが原因かどうか分かりませんが、DVD・CD用のソフトケースを使っていたら液晶TVで書き込めないエラーを何度も経験しています。今、Blu-Ray専用のソフトケースに変えたので、もしそのエラーが無くなればソフトケースが原因かもしれません。違うかもしれないですけど、あなどらないほうが良いと思っています。)
参考→http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=14419435/
USBの外付けのBlu-rayドライブを買ったので、システム丸ごとのバックアップをそれに保存してリストアするテストをしてみました。
★ はじめに
システム丸ごとのバックアップをしたファイル(10GB以上)を保険のために2台のHDDにコピーして保管していましたが、そのうちの片方のデータが、HDDが物理的に故障すると面倒なので、Blu-rayディスクに入れたらどうなるんだろう?と思ってやってみました。
よく考えてみると、三菱の安い25GBのBlu-rayディスクが20枚で1800円くらいで売られていたので、500Gで1800円ってことは、1TBで3600円なら、HDDより安いは安いのかも?と思い立ったのがきっかけです。
ただ、データの書き込み読み込みが遅いので、安くても不便かもなあとは思いました。・・・が、でも、HDDとBlu-rayディスクに丸ごとバックアップを1つずつとっておけば、もしHDDが壊れてもBlu-rayディスクがあるので、記録面にキズさえつけなければそれはそれで安心・・・とも思いました。
また、もしバックアップ用のHDDの空き容量が少なくなってきたとき、一時的に、Blu-rayディスクに、「ほとんど使わなくなった、でも、捨てるのはまずい」というデータ(特に1ファイルが10GB以上のもの)を退避バックアップできます。そして、HDDのほうの空き容量を増やすことができます。
例えば、「ほとんど使わなくなった、でも、捨てるのはまずい」という「システム丸ごとバックアップデータや動画ファイル、音声ファイル、DVDの内容、曲データ、等々」を、Blu-rayディスクの中に収めて、HDDの空き容量を確保する、といったことができます。
・・・というわけで、今回は、HDDに保管してあったHDD丸ごとバックアップのファイルをとりあえずBlu-rayディスクにコピーし、それでリストアができるかをテストしてみました。
それができれば、HDDの中の「ほとんど使わなくなった検索頻度も低いバックアップデータ」をHDDの外に退避できます。
また、「リカバリディスク」として、パソコン本体に貼っておくこともできるので便利かも、と思いました。
★ 使用したドライブ丸ごとバックアップソフト
「EaseUs Todo Backup」のバージョン9です。古いですね。
★ 「EaseUs Todo Backup 9」が、USB接続の外付けBlu-rayドライブとディスクを認識できるか?
よくわかりませんが、一応、認識してくれるみたいです。
でも、できたりできなかったりでした。
なんでできない時があるのかわかりません。
認識できて、中のファイル名までは読めてもそこから先がダメ、ということもありました。
外付けBlu-rayドライブとUSBコントローラの相性でもあるのか、よくわかりません。
ちゃんと認識して、リストア設定ができるときは、問題なく読めます。
※注
ドライブは認識できてるけど、ディスク(円盤)自体を正常に認識できない、という感じです。
IO-DATAのドライブでした。
別のメーカーならすんなりディスクも認識できるのかも・・・。
USBの挿し口でも少し違う?
フォーマットでアロケーションユニットサイズを標準にしたのもいけなかったのだろうか?
電源はバスパワーでケーブル一本からとっていましたが、ACアダプタでとったほうが良かったのかしらん?
それともディスク自体の相性かしら?
色々と不明点が出てきました。
※後日、ケーブルを変えてやってみました。
電源も取れる2又のケーブルに変えたらちゃんとディスクも認識してくれました。
アロケーションユニットサイズも変えていません。
でも本当にこれでいいのかはチェックしてないのでわかりません。
★ 使用したOS
Windows10の1607や1703です。
★ 使用したBlu-rayディスクの種類
BD-RE 1~2倍速です。繰り返し書いたり消したりしたかったので。
1000回も書き消ししないので、これで十分かなと思いました。
★ Blu-rayディスクのフォーマット
これもよくわかりませんが、空のBlu-rayディスクを入れたのち、しばらくしてから(音が静かになってから)、Blu-rayドライブのアイコンをダブルクリックしたら、フォーマットを促されましたので、そのままフォーマットしてみました。
このとき何もしないとアロケーションユニットサイズが「2048」になってしまいます。
大きなファイルを早くコピーするにはこのほうがいいらしいのですが、なんか、最初のテストで12GBのバックアップファイルのコピーがエラーで中断してしまったので、「標準」でフォーマットしなおしました。
偶然エラーが出ただけかもしれませんが、僕の環境では、「標準」でも別にコピー速度が速くならなかったので、なんとなくで、「標準」でフォーマットしてます。
★ バックアップとリストアをしたパソコンやOSの種類
Core2DuoのDELL Vostro です。メモリ2GB。
MBRディスクをバックアップしたものを、リストアしました。
BIOSはこの機種は当然ですが、UEFIの設定はございません。
なお、リストアしたシステムのOSは Win10の64bitです。
★ 書き込みの方法
いったん、HDDに丸ごとバックアップのファイルを書き出して、それをBlu-rayディスクにコピーしました。
Blu-rayディスクへの直接バックアップができるのかもしれませんが、何かあるといやなのでやめておきました。
★ 書き込み速度(HDDからのコピー速度)
やたら遅いです。
Blu-rayドライブを USB 3.0に接続しても、書き込み速度は 3~5MB/秒 が最速でした。
★ リストアの成否
リストアには、「EaseUs Todo Backup」のバージョン9の緊急ディスクを使いました。
緊急ディスクでパソコンを起動しました。
「EaseUs Todo Backup」のバージョン9は、一応テストでは、USBのBlu-rayドライブを認識してくれ、UDFフォーマットのディスクの内容も読み取ってくれました。
リストアも、一応、成功しました。
※注
ドライブもディスクも正常に認識した場合の結果です。
復元したPCの起動もちゃんとできました。
★ 読み込み速度
こちらはそれなりに遅いです。
ただ意外なんですが、12GBのバックアップファイルをリストアしたときは、HDDのときの2倍ちょいくらいの時間で済みました。40分くらいです。
書き込み速度が超遅かったので使用に耐えられないと思ったら、意外とそうでもなさそうで、なんだか、使えそうな感じだなあ・・・と思いました。
★ Blu-rayディスクにバックアップファイルを書き込んだらすること
一応、そのBlu-rayディスクのデータでリストアしてみて、正常にリストアできることを確認するほうがいいと思います。
ただ、この「リストアチェック」をやるということは、「緊急ではHDDの空きを作れない」ということになるので、丸ごとバックアップファイルを待避させたいときは、事前に処理した方がいいなと思いました。
例えば、バックアップ用HDDの空き容量が200GBを切ったら、Blu-rayディスクに待避バックアップしたほうがいいかもと思いました。
ドライブの丸ごとバックアップファイル以外には、iTunesの曲データやほとんど見なくなった動画のデータなどを。
★ まとめ
なんだか、使えそうではあるので、他のパソコンでも試してみて、大丈夫そうならリストアテストを一台一台しながら、Blu-rayディスクに丸ごとバックアップデータを移していこうと思います。
もし、だめでも、Blu-rayディスクに保管するのは使用頻度の低いバックアップデータだけなので、保管だけBlu-rayディスクにしておいて、使うときは外付けHDDにいったんコピーしてからそちらを使う・・・、というのでも良さそうです。HDDにいったんコピーしてからのバックアップデータでも、ちゃんとリストアができるなら、使用頻度が少ないものなら問題ありません。
あと、2層の50GBのディスクも試す価値がある気がします。
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