● パソコンの基本操作とオブジェクト操作の共通点?
  
※まだ書きかけです。すみません。
※間違ってたらすみません。
※メモ書きなので、自分でも意味不明な箇所も多いです。ごめんなさい。
  
  
★ パソコン操作の基本について

パソコン操作の基本は、「選択、コピー、切取、貼り付け、削除、文字入力・編集」、の繰り返し・・・、です。
  
  
★ VBAでの「オブジェクト操作」と「パソコン操作の基本」の対比について

VBAでの「オブジェクト操作」と、「パソコン操作の基本」は少し似ています。
両者を対比させてみると、以下のような感じになります。

パソコン操作での「選択」
=VBAでは、「”オブジェクトの取得”=操作したいオブジェクト(ユニット)を1つだけ選択する」、
ということにあたります。
※オブジェクト式をオブジェクト変数に代入する処理も「(少し違う形だけど)選択と同じ」と思っていただいて結構です。(あるいは、取得・選択したオブジェクトに「扱いやすいように短い仮名をつける」といったニュアンスと思って頂いてもいいかもです。)

パソコン操作での「コピー、切取、貼り付け、削除」
=VBAでは、「メソッドの利用」、
ということにあたります。

パソコン操作での「文字入力」
=VBAでは、「文字入力」
 (特に、セルや白紙の紙状のような画面への各種文字系データや文章などの入力)、
にあたります。

パソコン操作での「各種ダイアログでの各種の設定」
=VBAでは「プロパティ設定(プロパティの値を設定)」
にあたります。
  
  
※「オブジェクト」とは、目に見える・見えないにかかわらず、複数の機能を保持・保有した「ユニット・機能」のことです。(後述する文字ベースのデータとは異なるものです。)
当サイトでは「大きくは5つの機能を保有しているユニット・複合機能体」と定義しています。(階層構造自由往来機能、プロパティ、メソッド、イベント、ユーザー入力値、の5つの機能です。)
なお、「目に見えるもの」としては、例えば、コマンドボタンやユーザーフォーム、Excel画面の各パーツ、などが「オブジェクト」にあたります。
「目に見えないもの」としては、例えば「エラー管理機能」とか「各コレクション機能」などが相当します。
  
  
逆にして見てみると・・・

VBAでの「”オブジェクトの取得”=操作したいオブジェクト(ユニット)を1つだけ選択する」
=パソコン操作では、「選択」、
にあたります。
※オブジェクト式をオブジェクト変数に代入する処理も「選択と同じ」と思っていただいて結構です。(以下前述と同じです。)

VBAでの「メソッドの利用」
=パソコン操作では、「コピー、切取、貼り付け、削除」、
にあたります。

VBAでの「(手動・自動での)文字入力」
 (※ 特に、セルや白紙の紙状のような画面への各種文字系データや文章などの入力)、
=パソコン操作でも、「文字入力」、
にあたります。

VBAでの「プロパティ設定(プロパティの値を設定)」
=パソコン操作では「各種ダイアログでの各種の設定」
にあたります。

・・・ということになります。
  
  
で、ここで、「一番重要」なのは、パソコン基本操作での「選択」にあたる言葉が、「オブジェクトの取得」という言葉・表現になっている・・・、ということです。

これが理解できないと、ヘルプがまったく読めず、自力でのトラブル解決がまったくできません。

つまり、VBAの上達は、「絶対にできない」ということになります。

Webや市販書籍に載っているVBAコードを「あまり意味もよく分からずになんとなくでコピペするだけ」というレベルから抜け出ることは、非常に困難となってしまいます。

「オブジェクトの取得」という言葉の意味を、必ず理解するようにしてください。

※「オブジェクトの取得」、だけでなく、「オブジェクトへの参照」とか「オブジェクトが返る」なんて表現をする場合もあります。VBA初心者のうちは、全部「オブジェクトを1つ選択する・選択することができる」というようなイメージでいてOKだと思います。

  
  
★ VBAでの「文字列系データの操作」と「パソコン操作の基本」を対比について

VBAでは、オブジェクト操作(=ユニット操作)のほかに、「文字列、数値、日付データ、Yes/Noなどの2値、等々」といった「文字ベースのデータ」の操作もあります。
(ほとんどの場合、オブジェクト操作と文字ベースデータ操作の混合処理になります。)

この場合は、あまり「パソコン操作の基本」と結び付けられない(結びつけづらい)のですが、強いて言うと以下のようになります。

パソコン操作での「選択」(操作対象の作成)
=VBAでは、「”生データを変数に代入する式”を書く」、
ということにあたります。

パソコン操作での「コピー、切取、貼り付け、削除」
=VBAでは、「関数の利用」、ということにほぼ、
あたります。

パソコン操作での「文字入力」
=VBAでは、「文字入力」
にあたります。

パソコン操作での「各種ダイアログでの各種の設定」
=VBAでは例えば(ムリヤリですけど)「関数の引数の指定」
にあたります。

逆にすると・・・、

VBAでの、「”生データを変数に代入する式”を書く」
=パソコン操作では、「選択」(操作対象の作成)、
にあたります。

VBAでの「関数の利用」
=パソコン操作では、「コピー、切取、貼り付け、削除」、
にあたります。

VBAでの「文字入力」
=パソコン操作でも、「文字入力」、
にあたります。

VBAでの例えば(ムリヤリですけど)「関数の引数の指定」
=パソコン操作では「各種ダイアログでの各種の設定」
にあたります。
  
  
※文字ベースのデータを「 ”代入する式” や ”関数の引数” といったものの中に書く」場合は、「まんま」で書く場合と、「いったん変数と呼ばれるものに代入してから」書く場合と、2つのケースがあります。
ちなみにですが、「まんま」で書くことを「リテラル値として書く」と言い回す・表現することが多いです。
「 ”変数” の対義語は ”リテラル値” だ」、というイメージです。

  
  
★ 「関数」と「メソッド」が使われる場面やそれぞれの扱いの違いについて

「関数」と「メソッド」は、文字ベースのデータやオブジェクトを「直接」動かすための、ある意味「命令語句」です。
(「ステートメント」も命令語句の仲間ですが、ステートメントは2者とは少し性格が違います。)

Excelには、
基本・ワークシート上だけで使う「ワークシート関数」と、
基本・VBAだけで使う「VBA関数」
の2つがあります。

そのうち、「VBA関数」は、そのほとんどが「文字列、数値、日付データ、Yes/Noなどの2値」といった「文字列ベース」のデータの直接操作に使われます。

オブジェクト操作にも使える「VBA関数」も存在はしますが、使用頻度はあまり多くありません。(オブジェクトに対しては「メソッド」が使われることが多いです。)

それに対して、「メソッド」は、主に「オブジェクト」の直接操作に使われます。(そのとき「VBA関数」はあまり使われません。)
というか、「メソッド」はオブジェクト操作にしか使えません。
文字ベースのデータの操作にメソッドは使えません。
「メソッド」は特定のオブジェクトに紐ついた・・・、つまり、「もともと特定のオブジェクトでしか使えない」命令語句だからです。

※補足01
「メソッド」とは、オブジェクトが「保持・内包」している命令語句のことです。
例えば「自動車」をオブジェクトと見立てると、例えば「走らせる」がメソッドとなります。
「飛行機」の場合なら「飛ばせる」がメソッドとなります。
文字ベースのデータには、もともとそういった「走らせる」とか「飛ばせる」に相当する、「特定の文字ベースデータに紐付いた命令語句」は存在しません。

また、「自動車」は走らせることはできますが「飛ばす」ことはできませんので・・・、「特定のオブジェクトに紐付いた命令=特定のオブジェクト独自の命令」とは、そういう意味です。

逆に、「走らせる」は飛行機でもできますので、「自動車と飛行機共通のメソッド」というイメージになりますが、そういう「複数のオブジェクト共用のメソッド」も存在します。
現実には「コピー、切り取り、貼り付け、削除、印刷、プレビュー」といったものも、実はVBAの中では「メソッド」に相当するのですが、そういった「多くのオブジェクト共通の命令」がそれにあたります。

※補足02
なお、ワークシート関数をVBAコード内で使うには、「Application.WorksheetFunction プロパティ(=WorksheetFunction オブジェクト)」、というものを使うとできます。
ただ、「Application.WorksheetFunction プロパティ」の場合は、すべてのワークシート関数を使うことはできません。少しだけ使えないものが出てきます。
例えばIF関数などが使えません。
「どうしてもIF関数などもVBA内で使いたい!」という場合は、「Application.Evaluate メソッド」にて実現できますが、「"」をたくさん使わないといけないので結構面倒くさいです。そんなのばっかり使っているとエラー処理も面倒になります。(し、可読性が低くもなります。メンテしづらくてしょうがありません。)
素直に「IF関数のかわりとなる」「IIf関数」というVBA関数を使った方が面倒が無いです。ネストさせたいときなどに「 " が3つも4つも、どこもかしこも」、なんてことになるとメンテしづらくてしょうがありません。

特別な理由がない限り、ワークシート関数にこだわりすぎるのは愚かな人のすることです。

なので、「Application.Evaluate メソッド」でワークシート関数を使いたいときは・・・、
・「Application.WorksheetFunction プロパティ」にも無く、
・VBA関数でも代用できない(動きが違うとか)、
・そんなワークシート関数をどうしても使いたい時、
・・・だけにしたほうがよいと思います。

逆に、ワークシートでVBA関数を使うには、「自作関数(ユーザー自作関数)」を作り、その中でVBA関数を使うと利用できます。

「自作関数」はワークシートの「セルに書く数式」から呼び出すことができますので。
ただ、この場合、ワークシート関数を使うよりも動作速度が遅くなる可能性があります。

※補足03
「ステートメント」は「繰り返し」「条件分岐」「エラー時の対処」などの、命令語句です。
文字ベースデータやオブジェクトを細かく操作する命令語句ではなく、それらを繰り返し処理したり、条件分岐処理したり、エラー対処したりする命令語句です。
なので、「ステートメント」は、文字ベースのデータとオブジェクトの両方に対して、頻繁に使われます。
「共用制御文」「基本制御文」「共用制御命令語句」「基本制御命令語句」といったイメージです。