● 「パソコンを使った分析」の本質を分かってないと、こういう愚かな勘違いをすることになります→【IT プロジェクト失敗の原因は「リレーショナルデータベース」】→本当の失敗の原因は、自分自身の「分析」や「デジタルデータ」に対する無知と、ダメ機械を活かそうという知能が無いこと

IT Mediaさん? Computer Weekly ?さんの興味深い記事があったので、なくなってしまうといけないので是非会員登録して一度アクセスして、内容を記録しておいてください。
http://wp.techtarget.itmedia.co.jp/contents/?cid=24340
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「なんでもかんでも人のせいにする、何かのせいにする」、という人がいますが、これもそんなことの一例だと思います。

例えば、以下にご紹介した書籍にあるような「数値化」と「PDCAサイクル回し」をしたことが無い人や企業・組織は、どんなに親切設計でどんなに高機能かつ最新のシステムを導入したとしても、「100%」、システム導入やシステム刷新は成功しません。「100%」、必ず失敗します。数字の扱い方と行動の仕方が分かっていなければ、経験が無ければ、「システム」というものに頼る頼り方を絶対に間違えるに決まっているからです。システム(機械)ごときを入れたからと言って人間が変わるわけないからです。それをまったくもって分かってない人や企業・組織が上記のURLの記事の中に書かれているような「なんでもかんでも人のせいにする、何かのせいにする」、心の底から「愚か」で、それを通り越して、「哀れすら感じさせる」、人や企業・組織です。

孫社長にたたきこまれた・すごい「数値化」仕事術

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※僕は孫社長は特に好きではないし、僕自身携帯電話を契約しているソフトバンク自体の窓口対応でも、常識的な範囲内のことで、この人優秀だなあ・すごいなあ、と素直に感じさせてくれる対応をしてもらったをしたことが、これまで通った十数回くらいのうち一度しかありません。(分からないことはWeb検索するので家族のことでしか行かないのですが、窓口の人の態度やオーラで安心感を得られた人はこの20年くらい、つい先日対応してくれた中国の方 一人しかいません。)

ただ、この著者の方はすごいなあと思います。
  
  

・そもそも、コンピュータの中には顧客心理も商圏状況も入力されていません。
・また、もし仮に、それらのデータがあったとしても、数字とそれらを掛け合わせたデータはパソコンごときには作れません。
・また、かけ合わせられたとしても、それが真実の答えにならないことがほとんどです。
・パソコンの中には買ってくれた人、のデータしかなく、買ってくれてない潜在顧客のデータはありません。
・ドラッカー先生は、「買ってくれてない潜在顧客」「データの中に居ない顧客」が売り上げの爆発を起こすことのほうが多い、と言っています。

これを最初から知っている人は、リレーショナルデータベースに、いえ、もともと、パソコン自体に過度な期待はせず・そして振り回されることなく、リレーショナルデータベースやパソコンで「できること・できないこと」を明確にしつつ、上記に示した書籍の内容のように、うまく意思決定に利用していることでしょう。(人間の偉大な「勘」「直感」や「感」「ライブ感覚」「アナログ感覚」をメインに使い、「リレーショナルデータベース」や「パソコン」はあくまでもその補佐としてだけ使うという使い方。)

それが、この記事に出てくる、「リレーショナルデータベースでも問題はないという回答は16%」の賢い方々です。

本当に賢いかどうか、本当に16%という数字が妥当か、等々には根拠はありません。

でも、数字なんて記事を書く人の一存でいくらでもご都合合わせができますし、「これが根拠」、とか言って出された数字自体も怪しいです。「根拠は?根拠は?根拠は?根拠は?示せ、示せ、示せ、」と病的に言って重箱のすみをつつくようなデータを欲しがっても、調査の方法が本当に適切かどうかなんて誰にも証明できないし、それはそれで役に立たないことのほうが多いです。だから「仮説と検証」や「PDCAサイクル回し」という言葉がすたれないし、それらを繰り返すことが昔からずーっと説かれています。

話が逸れてしまいましたが、元に戻すと、早い話が僕の勘です。
「まあ、何かのソフトを使いこなせる人なんて、どんなソフトでも片手パーセントだから、問題ないと回答する人が 16%なんて逆に多いほうだし、特に中小零細ならだいたいそんな感じでしょ?リレーショナルデータベースの場合、99%が失敗、と出たら記事としての価値はあるかも」ということです。

「リレーショナルデータベースは使えない・無駄になった」、という会社や人は、前述のパソコンやデータの本質、本当の姿を見ようともせず、使い方を勉強しようともせず、結果だけを見て、「これは使えない・無駄になった」と切り捨てているケースが多いと思います。

要するに、使いこなせる知能が無いのです。

かわいそうにと思いますが(ただ、僕にも分析能力はありませんが)、当サイトでも何度でも書いてますが、人間の偉大な「勘」や「感」「直感」「ライブ感覚」「アナログ感覚」を磨きつつ、それを補佐する役目とするのが、「リレーショナルデータベース」や「パソコン」です。

失敗する企業、人は、要するに「リレーショナルデータベース」や「パソコン」の中に「顧客心理も商圏状況」のデータも「買ってくれてない潜在顧客」のデータも全部あって、パソコンやデータベースで何でも答えが出る、と思っている愚かな人たちです。

悪徳業者に「なんでもできる」とか「こんな答えがすぐに出せる!」とか言われて騙されたのかもしれません・・・。

入ってるわけないです。

そんなデータ。

何の苦労もしないで ラクしてすぐに出せるわけなんかないです。

「答え」なんか。

そんな人たちは、リレーショナルデータベースはもちろん、コンピュータというものの本質を理解していないので、今後もどんなソフトを使ったとしても、使いこなせるはずもなく、すぐに失敗するでしょう。

まあ、そのうち、「全部役に立たない、全部ソフトのせいだ」とでも言うんだと思いますよ。

自分達がバカなだけなのに。

自分達がバカな上に、作らせた業者もバカか騙しだった、ということです。

そもそも「自分たちが準備不足ならコンピュータなんてソフトがあってもただのゴミ」、ということなんて、ちょっとWeb検索すればわかることです。

何にしても、「何でも、苦労もせず、機械ごときで答えが出る」と思っている愚かな人たちです。

あるいはそう「騙す」業者が居ます。
騙すつもりはないんでしょうけど、その業者もパソコンごときでなんでもできると勘違いしているのでしょう。
まあ、売らないといけないから、ということもあると思いますが、結果として、顧客を騙すことになります。

事象によっては、Googleの保持する全データを集めれば、機械で答えが出る、ということもあるそうですけど・・・。

でも、基本、機械なんかで答えなんか出るわけがありません。

機械はあくまでも、人間の脳の補佐役です。

例えばデータマイニングなんて、準備ができていない会社では、大抵、失敗します。

逆に、例えばセブン&アイのように、「仮説と検証」の風土化が進んでいれば(=準備ができていれば)、どんなショボいシステムでも意思決定に使えます。(セブン&アイが好きなわけではないですが・・・。というか、今はむしろ嫌いです。鈴木先生も昔は尊敬していましたし、今でも、分析者としてはすごく尊敬していますが、経営者としては、まったく尊敬できなくなってしまいました。こころがないので。)

高機能なソフトを導入してうまくいかないのは、ほとんどが・・・、

・もともとそれを使っている人間のデータ活用レベルが低いか、
・「仮説と検証」等々の風土化といった「準備」ができていないのに業者の言われるままにシステムを突っ込んだか、
・「仮説と検証」等々の風土化といった「準備」ができていないのにシステムで何でもできると誤解して外注・自爆したか、
・質の悪い業者に捕まった、

・・・というだけのことです。

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以下、引用。無くなってしまうといけないので是非会員登録して、内容を記録しておいてください。

★ IT プロジェクト失敗の原因は「リレーショナルデータベース」
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IT 部門でデジタル変革構想に携わる上級意思決定者450 人に実施した調査によると、これまで使われてきたデータベースがデジタルプロジェクトの障害になっていることが明らかになった。

調査に答えたIT 部門意思決定者の41%が、リレーショナルデータベースがニーズを満たさなかったために失敗したデジタルプロジェクトがあることを認めている。

また、リレーショナルデータベースの変更にコストがかさみ、プロジェクトの規模縮小を余儀なくされたという回答が29%、プロジェクトを大幅に延期せざるを得なかったという回答が14%を占めた。これに対し、リレーショナルデータベースでも問題はないという回答は16%にとどまっている。

新しいアプリケーションが利用するデータは、複雑で、相互に結び付きがあり、変化に富んでいるものが多い。Couchbase が既存のリレーショナルデータベースは不適切だと考える理由はここにある。

  
  
※ 追記
今は「AI」というものがあるので、多少、賢いシステムになってるのかもしれないですね。
たあ、AIにしたって、インプットされていないものから何か売れるアイディアを出せるということは簡単ではない気がするので、「現状維持」くらいしかできないのではないかと思います。ある程度の「予測」はもちろんできるでしょうけど、松下幸之助先生がおっしゃるような「まるっきり変える・無から何かを生み出す」というようなことは当分は人間様にしかできないのではないかと思います。
少なくとも、「パソコンごとき」には、いくらCPUのコアが増えても当分は無理だと思います。
その意味で、やはり、データベースは、「勘」や「感」「直感」「ライブ感覚」「アナログ感覚」を補佐する役目とするのが良いのではないかと思います。