● Thunderbirdの既定確認ダイアログを消す方法と初期設定

Windows Live Mailのかわりのメールソフトが無いかなーと思っていたら、灯台もと暗しといいますか、Thunderbirdを試してみたらすごく良かったのでご紹介いたいします。
「Outlook(OutlookExpresssじゃないやつ)なんて仰々しくて面倒」、という方は、Thunderbirdをお試しください。OutlookExpressやWindows Live Mailと画面が似てて、かつ、セキュリティがそれらよりもしっかりしている感じです。お仕事の場合でしたら、Outlookのほうが良いは良いかもしれませんけど、家庭利用やチームで仕事しないようなお仕事ならThunderbirdで十分すぎるほど十分です。むしろ「Outlook」よりもいいかも?
(バックアップとリストアだけまだ検証してないので、その意味ではまだ確実にはわかりませんが・・・)

ただ、Thunderbirdは起動が若干遅いです(一瞬起動してるのかがわからない)。また、メールデータのバックアップと復元が面倒くさそうです。この点はOutlookのほうが慣れれば多分ラクな気がします(慣れないとOutlookも復元時に日本語の訳が最低で、腹立つことがありますけど・・・)
それが気にならないならウィルスメールへの対応(既定の設定)など、セキュリティ的にもWindows Live Mail や Wn10のメールアプリ、Outlook、よりもいい感じなのでおすすめです。

●ダウンロード
https://www.mozilla.org/ja/thunderbird/
の「無料ダウンロード」ボタンからダウンロードできます。

●インストール
Thunderbird Setup 45.5.1.exe をダブルクリック
UAC画面(許可しますか?の画面)が出るので「はい」
セットアップ画面の最初の画面が出るので「次へ」
念のために「Thunderbirdを既定のメールプログラムとして使用する(U)」のチェックをはずします
標準インストールに丸ポチが入っていることを確認して「次へ」
インストールする場所の画面になるので何もせずに「インストール」
完了したらインストールは終わりです。

●初回起動時(既定確認ダイアログを消す方法)
Thunderbird Setup 45.5.1.exe だけかもしれません。最新のインストーラでは起こらない不具合かもしれないので、もしそうだったらスルーしてください。

「起動時にThunderbirdが既定のクライアントとして設定されているか確認する」を絶対に何もせずに「×」で閉じます
「新しいメールアドレスを使いたい方」も何もせずに「×」で閉じます
Altキーを押します
出てきたメニューバーを右クリックして「メニューバー」を選び、固定させます
ツール→オプション→詳細タブ→その中のさらに「一般」タブ
「起動時にThunderbirdが既定のクライアントとして設定されているか確認する」のチェックをはずします
「今すぐ確認」ボタンを押して、そちらも「起動時にThunderbirdが…」のチェックをはずし、さらに「既定として設定」を押します。
OK
Thunderbirdを再起動させて、既定確認ダイアログが出ないことを確認します。

●メールアカウントの設定
ファイル→新規作成→既存のメールアカウント
「メールアカウント設定」の画面になるので
・メール表示名
・アドレス
・パスワード
を入れて「続ける」を押します。自動設定が始まります。
一般的なメール環境ならメールサーバを探し出して自動的に設定してくれるようです。
しばらく待ちます。
「アカウント設定が、一般的なサーバ名で検索したことにより見つかりました」と出たら「完了」を押します。
(ここで、自動設定がうまくいかなかった場合は、「手動設定」ボタンで設定します。)

ここでセキュリティ上問題があると警告画面が出ます。
「接続する上での危険性を理解しました」にチェックを入れて「完了」します。

●メッセージペイン(画面下側のメッセージ窓)を消す
※ペイン=区画、というような意味です。

画面左側の「受信トレイ」をクリック
表示→レイアウト
「メッセージペイン」にチェックが入っているのでクリックしてはずす
以上でメッセージペインが非表示になります。
表示したいときはもう一度同じ操作で表示されます。

●テキストメールを既定にする
ツール→アカウント設定→画面左側の「編集とアドレス入力」
「HTML形式でメッセージを編集する」のチェックをはずします。
OKします。

●受信メッセージをダブルクリックしたときにタブ表示ではなく新しいウィンドウで開く
ツール→オプション→表示タブ→さらにその中の「詳細」タブ。
「メッセージを次の場所に開く」にて、「新しいメッセージウィンドウ」を選んでOKする。

●デフォルトで画像を表示させる方法
ツール → オプション → 詳細 → 一般 → 設定エディタ
フィルタに mailnews.message_display.disable_remote_image を入力します
trueをダブルクリックして、falseに変更

●署名
同じくツール→アカウント設定→画面左側のメールアドレス部分をクリックします
「署名編集」欄で好きなように設定します。

●受信トレイの差出人を一番左にもってくる
「差出人」をドラッグで「件名」の左にもってくるだけです。

=================
=================

2020/05/16 追記

(00)設定直後、受信前にやること

設定が通った瞬間に、サンダーバードを閉じる。
LANケーブルを即刻抜くか、Wifiのスイッチを切る、あるいは、
コントロールパネルで「無効」にする。

再度、サンダーバードを開く。

アカウントを右クリック→設定
「サーバー設定」にて、
「ダウンロードしたメッセージを削除したらサーバーからも削除する」をOFF
「ダウンロードしてから」をOFF(あるいは30日くらいに伸ばす)

LANを再開通する。

メールを受信。

(01)メッセージペインを消す方法
表示→レイアウト→メッセージペイン

●スレッドをやめさせる方法:
メニューバーの「表示」 ⇒ 「並べ替え順序」  ⇒ 「非スレッド」

(02)メール一覧でクリックすると、メールがウィンドウで開くようにする方法

ツール→オプション→詳細→ 一般タブ→設定エディタから、
about:configの隠し設定画面を開いて、
フィルタ(F)の窓に、「behavior」と入れたら、
mail.openMessageBehaviorの項目が表示されて、
その値が2になっていると思いますが、
当該項目をダブルクリックして開いたダイアログで、
値を1に変更してみてください。

(03)ついでに、HTMLが表示されるようにする設定

ツール → オプション → 詳細 → 一般 → 設定エディタ
フィルタに mailnews.message_display.disable_remote_image を入力します
trueをダブルクリックして、falseに変更

(04)送信メールをテキストメールにする手順
(どうしても、の場合以外やらないようにします)
https://ossanz.me/posts/4/

テキストメールに切り替えたいアカウントで右クリックします。
表示されるメニューから『設定』を選択します。

左のメニューから『編集とアドレス入力』を選択します。
一番上の『HTML形式でメッセージを編集する』のチェックを外し、
右下の『OK』をクリックして設定を反映します。
これで返信されるメールはHTMLメールではなくテキストメールになります。
  

(05)ウィルスチェックできるようにする方法
Thunderbird は、セキュリティソフトのメールチェック機能が効かないことが多いそうです。
でも以下の設定をすると、いったん メール(多分1通1通)が、普通の「ファイル」として一時フォルダに格納されてから、それがThunderbirdの中の受信トレイに移動されるみたいです。

1.Thunderbirdを起動する.
2.Windowsの場合:メニューバーの「ツール」→「オプション」→「セキュリティ」→「ウィルス対策」を開く.
Mac OS Xの場合:メニューバーの「Thunderbird」→「環境設定」→「セキュリティ」→「ウィルス対策」を開く.
3.「受信したメッセージはいったん個別の一時ファイルとして保存してからメールボックスに移動させる」のチェックボックスをonにしてください.

以上、1~3は、http://www.istc.kobe-u.ac.jp/faq/64より、引用させていただきました。

なので、Thunderbird自体はセキュリティソフトが対応していなくても、リアルタイムウィルス検知、のような機能が動いていれば、それで、ウィルスメールを取り込まずにすむかもしれないとのことです。

  

(06)メールデータやプロファイルの消去

https://aprico-media.com/posts/3884

データフォルダやプロファイルの場所
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles

アカウントを右クリック→設定→「ローカルフォルダー」でも確認できます。

まず、メールアカウントを消去しますが、
あえて「メッセージデータを削除」をチェックを入れずに、★★
「削除」します。

その後、データフォルダを「Eraser」などの抹消ソフトで「抹削」します。
(IMAPでもデータが取り込まれてしまうので。)

ここのProfilesフォルダの中の該当するフォルダを丸ごと、
「Eraser」などの抹消ソフトなどで「抹消」します。
削除だけだと、メールデータが暗号化されていないので
復元ソフトで復元されて、
テキストエディタで開くと読まれてしまいますので。

送信サーバの削除は、適当なダミー設定を作ってそれを既定にすると、
もともとの既定の送信サーバが削除できるようになります。

※ダミーは、「pop.aaaaaa.com」みたいなのだけ入力すれば、
パスワードなしでも作成されます。

※次回、プロファイルがない、などとメッセージが出たら、
C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Thunderbird
の、profiles.iniと、installs.ini、を
いったんデスクトップなどに移動してみます。
それでもだめならそのファイルを戻して、中身の記述を変えないといけないかも?