最近のiPhoneからWindows10へのファイル転送時に、「デバイスに到達できません」というエラーが出るときの対処法~原因はiPhoneの画像や動画の保存形式(HIEF、HEIC、HEVC)。Windows10が既定で対応していないため。~
これは、パソコン側に iTunesが入っていてもいなくても、マイコンピュータからiPhoneなどの中をのぞいて、そして、「DCIM」というフォルダからドラッグで写真や動画を吸い込むときのお話です。
最近の(特に7以降?の)iPhoneの画像の保存形式はJpegではなくてHEIFです。
そしてHEIF形式の画像のファイル拡張子は「HEIC」。
このHEIC拡張子の画像ファイルをiPhoneからパソコンに吸い込む時に、パソコン側でうまくJPEGに変換できないとこの「デバイスに到達できません」というエラーになるようです。
これはiOSが古いと、あるいは、機種が古いと起こらないエラーです。
古いiOSや古い機種は画像ファイルは全部Jpeg形式なので。
機種によっても違うみたいです。
iOS11以上のiPhoneまたはiPad、iPhone 7/7 Plus、iPhone 8/8 Plus、iPhone X/XS/XS Max、iPhone 11/11 Pro/11 Pro Max、iPhone 12/12 Proのカメラで撮影したものに起こりがち、のようです。
(参考→https://www.5kplayer.com/iphone-manager-jp/great-fix-iphone-pc-nodevice-error.htm:←このソフト自体はおススメはしません。)
もしかしたら「iPhone/iPadの機種が原因で出るエラー」と、理解したほうがいいのかも?しれません。
めんどくさいので、iPhone側にて、
「HEIF画像をJPG拡張子画像に自動変換してパソコンに転送する設定」をやめて、
「HEIF画像はHEIC拡張子のまま、パソコンに転送する設定」
に変えてしまいます。
(やり方→https://www.teradas.net/archives/30284/)
これで、「HEIF画像はHEIC拡張子のまま」、パソコンに吸い込めるようになります。
多分、HEVC動画もそのままHEVC動画として転送されるんだと思います。
実際には、我が家でテストに使ったiPhoneには 動画はMOVでしか保存されておらず、結局全部MOVで吸い込まれてましたけど・・・。
どうしてもJPG拡張子画像に同時変換しながらWindowsパソコンに吸い込みたい場合は、「DearMob iPhoneマネージャー」などの、iTunesを使わずに画像などを取り込めるフリーウェアを使います。
話が逸れますが、めんどくさいのでテストしてませんが、もしかしたら、冒頭での120円のやつとか、無料のコンバータとか入れたあとは、iPhone側の設定を「自動」にしていても、うまく変換して取り込めるのかもしれません。わかりませんけど・・・・。ご自分でも試してみてください。
話を戻します。
なお、一応、「DearMob iPhoneマネージャー」は、2020/09/08時点では、VirusTotalで、Baidu?のが1つだけヒットしただけだったので使っても問題ないと思います。
ただ、中国のソフトなので、データを抜かれると怖いかもしれません。
使い終わったらアンインストールするほうがいいかも。
アンインストールしたら、変なサービスが残って動いていないかもチェックしたほうがいいかもですね。
で、
Windowsパソコン側では、直接 HEIF画像(HEIC拡張子)やHEVC動画を見られるように、追加でコンバータなどを入れるほうがラクちんだと思います。
一番ラクなのはMicrosoftが出している「HEIF and HEVC Media Extensions」をインストールすることだと思います。
https://www.microsoft.com/ja-jp/p/heif-and-hevc-media-extensions/9ntld6msd8bm?activetab=pivot:overviewtab
特に、1909(1903もかも?)以降のWindows10ならこれが手っ取り早いと思います。
画像ファイルのアイコンがサムネイル化され、ふつうに、どんなソフトからでも開けるようになります。
中国ソフトの心配する必要もないですし・・・。
これで、特に何もしなくても、HEIF画像(HEIC拡張子)を見られるようになります。
多分、HEVC動画も見られるのだと思います。
1809以前などの、古いバージョンでは動かないかも。
有料で120円ですが、1回買うと、複数のマシンにインストールできるっぽいです。(上限があるかも?もしそうだったらごめんなさい。それでも使う価値があると思います。)
無料のバージョンもあるようですが、なぜか、この120円の有料版も無料版も、僕のPCでは動きませんでした。
1809のWindows10だからかな?
なので、しょうがなく、120円のほうを、1909以降のマシンだけで使いました。
無料版のほうの参考Webページ
https://pc.jpita.jp/index.php?20180802
https://pc.jpita.jp/index.php?20190708
https://www.teradas.net/archives/30284/
(僕のPCでは、無料版に関しては上記のどれを試しても全滅でしたので、1909以降で120円の奴を使うか、あるいは、のちに説明する1809以前でも動くフリーウェアを使いました。)
※PC再起動しなかったからかも?よくわかりません。
上記のモノが正常に動かない場合は、
「CopyTransHEICforWindows」などのフリーウェアを使うといいと思います。
スイス製 らしいです。
自動的にフォトビューアで見れるようになります。
画像ファイルのアイコンもサムネイル化されます。
(もしインストール直後にサムネイル化されない場合は、PCを再起動すると多分、サムネイル化されます。)
なお、右クリックでJpg画像にすぐに変換できます。
数枚なら一括で右クリックして、変換できます。
VirusTotalでの判定は、2020/09/08時点では「ゼロ/69」、でした。
特に、古いWindows10(1809以前とか)なら、こちらを使うほうがいいかもしれません。
インストールや使い方の参考ページ:k本→https://www.gigafree.net/tool/view/CopyTrans-HEIC-for-Windows.html
大量のHEIF(HEIC拡張子)の画像を一括変換したい場合なら、
「iMazingHEICConverter」のWindnows版がいいと思います。
VirusTotalでの判定は、2020/09/08時点では「ゼロ/67」、でした。
こちらも、古いWindows10でも動きます。
SSD内だと、420枚くらいのHEICを、Core2Duoの非力CPUであっても25分程度でJPGに変換できました。
通常のHDDだと倍かそれ以上かかるかもしれません。
ちょっとわかりませんけど・・・
ただ、もしそうであっても、ウィルスの心配もないし、使う価値はすごくあると思います。
何かの時のために、オリジナル画像の「HEIC拡張子のファイル」も残せるわけですから。
インストールや使い方の参考ページ→https://www.pasocoop.jp/single-post/20190402
「DearMob iPhoneマネージャー」を使いたい場合は、Web検索でいっぱい出てきますので、そちらをご参考にしてみてください。
中国のソフトなので、データを抜かれると怖いかもしれません。
「怪しいフリーウェア専用のマシン」を1台用意して、使い終わったら都度、アンインストールするほうがいいかも。(インストールも都度で、とか。)
アンインストールしたら、変なサービスが残って動いていないかもチェックしたほうがいいかもですね。
「DearMob iPhoneマネージャー」のGoogle検索
「Apowersoftスマホマネージャー」でもいいかもしれません。
無料版はWebサービスとフリーウェアが連動してるような感じの使い方です。
いちいちクライアントソフトをダウンロードして使わないといけないのでめんどくさいはめんどくさいです。
これも中国ソフトなので、データを抜かれるかもしれません。
あまり使いたくはないですが、LINEのトーク内の写真を抜いたりもできるので、たまに使っています。
(「DearMob iPhoneマネージャー」でも同様のことができるかも?)
これも、「怪しいフリーウェア専用のマシン」を1台用意して、使い終わったら都度、アンインストールするほうがいいかも。(インストールも都度で、とか。)
こちらも、アンインストールしたら、変なサービスが残って動いていないかもチェックしたほうがいいかもですね。(何度か使った中では、確か、無かったような気はしますが・・・。でも仕様が変更されて残ってるかもしれませんので、毎回、チェックしたほうがいいですね。)