● 左手の親指の添えかたとアレクサンダーテクニーク(たった5mm角度を変えただけだけど、実はそこから「すべてがつながっていて」演奏のしやすさが10倍以上に!!)

ドラムの演奏で長年ずーっと探し続けてきた左手の親指の添え方が、2、3日前やっとわかりかけてきました。

今日は2017/07/20。だから、2017/07/18ですか・・・。

記念日ですね。

これは。

自分史(アホか?)の中でも、

2017/07/18 前、と
2017/07/18 後。

明確に違いすぎます。

自分が「生まれ変わった」感じです。

うーーーーーーん、感慨深いなあ・・・・。

しかし、こんなに簡単なことを30年も放置したまま、分からないままで居ました。
(一応、30年以上、ずーっと探してはいたんですが・・・)

情けない・・・。

学生のころにこれを分かっていれば、プロの方の1000分1のに近い演奏やJAZZもどきなものがそこそこ演奏できるようになったかもしれません。笑

「独学」とは、こういう長い道のりがかかってしまうので、やっぱり、「誰かに習う」というのは「速くうまくなる」ということに対してはとても大切ですね。きっと。

ただ逆に言うと、苦しんだ分、生徒さん達がどこで苦しむのかもなんとなく想像がつくとは思います。

本当にアホな長い年月がかかったですけど、今の僕にはこれでちょうど良かった気もします。

しかし、ほんの数ミリ、親指の位置を変えるだけで、こんなにも演奏がラクになって、左手の自由度が10倍以上になるとは・・・・

曲の流れが「目に見える感じ」になってくるんです。

こういう効果をもたらすものに「アレクサンダーテクニーク(Alexander Technique)」というものがあります。

ジュリアード音楽院などでも教えてくれる、というものだそうで、演劇、音楽、をやっている方には結構有名なメソッドです。

腰の悪い人、体のどこかが痛い人、にも効く、お仕事で体を痛めた人、疲れがたまりやすい人にも効く、ということもよく言われます。

10年くらい前に存在を知り、はじめて1冊の本を買ったのが5、6年くらい前でしたでしょうか?
2年ほど前から腰を入れてぼくも(初心者本をあと3冊買いながら)、「うーん、よくわからんなー」と色々試行錯誤しているのですが、今回の左手の親指の配置のしかた・添え方、はそれに通ずるものがあるなーとふと思いました。

ちなみにですが、「アレクサンダーテクニーク(Alexander Technique)」の初心者本を読むと、「骨がそこにあると思うだけで演奏が変わります。上達が早まります。」などと書いてあるわけですが、「そんなんで上手くなるなら苦労せんわ・・・」と、最初のうちは思っていたのですが、実際にやってみると、こんな誰かに習っているわけでもない僕でも、それが体感できたんです!!(アレクサンダーテクニークについて習っているわけではない僕でも!!!)

ほんとびっくり!

「それ」を「感じれる」ようになってからは(考えない。感じる。スターウォーズといっしょです。)、ドラムの演奏が以前とまったく変わりました。

「アレクサンダーテクニーク(Alexander Technique)」は、メロコアみたいなハードなやつと、ガッド先生がやるようなソフトなやつ、ジャンルの全然違う音楽をやるのでも、とても役に立つようになりました。

ジャンルを変えるときは、無骨さやハードさやパワー、やさしさやかわいらしさなど、求められるものが全く違うので、その度に相反する体の動かし方をしないといけないのですが、そういう時にも、「変えていい部分・むしろ変えたほうがいい部分」と「変えちゃいけない部分」区別が、なんとなくですが、イメージできるようになってきました。
それがとてもうれしく、演奏の楽しさ、曲と自分の溶け合い方、も10倍以上になります。

「座ってプレイする楽器は尾てい骨がそこにあることだけ思えばいい。そこが支えになって四股が動くから。」と書いてあったりして「ほんまかいな?」と思ってしばらく続けていると「ほんまや!」「なにこれ?」「うそ?」も一回「なにこれ?」となるわけです。

結局、「基礎」を「しっかりやる」、ということに通じていくのだと思います。

基礎から変えていくと、ありとあらゆるものが変わってしまう・・・良い方向に・・・

そういう経験をドラムではいつもさせてもらっています。

ジョジョメイヤー先生のように、「キックで8分の裏を感じなら、シングルペダルで16分音符を3発連続で打つ」というようなことも、「アレクサンダーテクニーク(Alexander Technique)」の要素を少し取り入れつつ「角度」と「ペダルのスプリングの力の利用」で少しずつみえてきました。

テンポは90BPMから始めて、105~110くらいの16分の3連打が今少しずつラクになりつつあります。

3連打ができれば、5連打、それ以上もラクになりますし、スウィベル奏法?とかいうやつも、母指球とその反対側の足のヘリの使い方も以前よりも変わってきます。

必要なパーツに関してだけは一般的な常識では考えられないほど、脱力します。そのほうが音がはっきりします。
(必要な個所を脱力させるために、他の開所を持ち上げたりして、そのための力を使ったりはしますが・・・)
結構、足や体幹、股関節のほぼ、「角度」だけで!というくらいのイメージで打ちます。
力要らない。角度だけ。腰も背中も、肩甲骨も肩も、指先も足首も足先も、股関節も、みんな、すべて、角度、角度、角度、・・・・みたいな。
(もちろん、厳密には・実際には違うんでしょうけど・・・・。でも「これまでと比べると」という意味ではほんとにそんな感じです。)
「踏み込み」しません。
全部体のパーツパーツの角度と、物体が動く力・速度、遠心力を利用します。
スプリングの力を利用して、柔よく剛を制す、のような力の使い方をします。
ブランコに子供を乗せて、返ってきた頂点でほわっと手を添えて(受け取って・キャッチして)、少しだけためて、で、ブランコが前に戻っていくと同時にそれに合わせて前にすっと押してやると、少ない力でもブンッと前に飛んでいく、あのような力の使いかた、をします。

今回の「左手の親指の添えかた」「5mm程度、角度を変えただけの添え方」はそういう力をより利用できるようになりました。左手の可動域(角度・距離)もかなり増えました。

ちなみにキック(シングルペダル)での 16分連打の場合にはっきり意識するのは、僕の場合は股関節の動きでした。股関節からおケツの外側にかけての筋肉の動き(力入れない動き)。これは多分椅子の高さが46㎝と低いからよけいに。

足先は足裏が軽くフットボードと接触しているだけにして、足首と指の付け根の関節を脱力してブランブランにします。

そして特に足首の動き幅を増やせる状態に脱力して、あとは、股関節からの動きに沿わせます。
ちょうど手で、うらめしやーのポーズを足でとる、くらいのイメージの感じ。

あとは足の裏の角度とフットボードの角度のスウィートスポットを探して、最終的にはできるだけ意識しない方向にもっていき、ビーターがその角度とスプリングでブンブン動く位置関係を探していきます。

筋力は、手でも足でも、入れ過ぎると物体の動きにブレーキをかけてしまうので、基本的には、「角度を維持する分量」、「スティックを落とさないだけの分量」、「腰から始動して揺れて楽しくなる分量」、だけ使います。

手を使うにしても、腰から背中、肩甲骨と動かして、手はそれほど意識しないほうがいい音になりますし、メロコアとかわいい系の叩き分けもラクになります。

「5mm」、はそのような体の使い方もラクにしてくれました。

16分の3連打以上をさらにやりやすくしてくれましたし、左手の独立、も、今までよりは、月とスッポンほど、やりやすくなれそうです。感覚の研ぎ澄まされかたも変わった気がします。

なのでおかげで、ダイナミクスの付け方やタイミングの取り方もすごくラクになって、「ケツで音を聴く」、というようなことが以前よりも10倍以上、やりやすくなりました。

どこかの、たった、5mm、の変更で、全体がまったく異質なものになる・・・

出てくる音がまったく違ったものになる。

曲への溶け込み、もすごくよくなるし、逆に、外から自分を見ている感じもすごく良くなります。

音がすごく聞こえてくる。(以前よりは、という意味ですけど)

お仕事とかも、そういうことがあるといいですね。

多分、あると思うんです。

松下幸之助先生はたしか、「3%上げようと思うとすごく大変だけど、30%上げようと思うと発想から仕組みから何から何まで根本から変えないといけないけどそのほうが3%上げるよりも成功しやすい。良い結果になりやすい。」というようなことをおっしゃって見えたと思うのですが、アレクサンダーテクニークや他の「基礎」もそれに似たところがあります。

だから、お仕事にも、きっと、あるんだと思います。

いずれにしましても「アレクサンダーテクニーク」は、お仕事中の姿勢矯正(疲れないようにする、思考や意識をはっきりさせる、目を休める、痛みを取る、など)にもつかえますのでお勧めです。

いやー、「左を制する者は世界を制す」というボクシングの名言?格言?がありますが、ドラムにもそれは言えるとかねてから思ってきた僕なのですが、「これで完全証明ができる・・・」と思ってようやく、スタート地点に立てたのでした。

左手でラク~に、打つべし!打つべし!打つべし!
(打つべし!というか、すっと上げてすっと引いて斬るべし!みたいな感じでしょうか?)

スタート地点に立てる喜びって、ほんと、いいもんですね!!\(^^)/

★おすすめアレクサンダーテクニーク本
(僕の中でも優先順位順です。URLが短いサイトでご紹介しています。)

初心者本といえども、最低でも以下の4つを買わないと、アレクサンダーテクニークの概要が見えてこないかもしれません。ご自分でお探しになる場合も、できるだけ、アレクサンダーテクニークについて、多方面からWeb検索したり本を立ち読みするなどして決めてください。

また、実践においては、「つまみ食い」「しょっちゅうアレクサンダーテクニークのことを考えなくもいい」でもOKです。
ただし、1つのことを試すなら、できるだけ「続ける」ことが大切だと思います。

もし一定期間(2、3週間)で結果が出なかったら、「そのときはまだ早かったのかも」と考えて別のできそうなことを試してみてください。

(01)マンガとイラストでよくわかるアレクサンダー・テクニーク 入門編: 音楽演奏と指導のための
http://books.rakuten.co.jp/rb/13349435/

アレクサンダーテクニークって何?の概要をつかむのにとても分かりやすいです。漫画付きなので。
その他にも役立つ情報満載です。

(02)音楽家ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと
http://www.seishinshobo.co.jp/book/b87848.html

とてもかわいい内容の本です。骨がいっぱい出てきてなるほどーと思います。
おすすめ!各ページの一番下にハッピーな気分にしてくれる一文一文が満載です。
僕が初めて買ったアレサンダー本です(^^)

(03)演奏者のための はじめてのアレクサンダー・テクニーク ~からだを使うのが楽になる
http://books.rakuten.co.jp/rb/12684447/

これもおすすめ!
「座ってプレイする楽器は尾てい骨がそこにあることだけ思えばいい。そこが支えになって四股が動くから。」
のようなことが書いてあったのはこの本です。意味不明・不思議な文章が出てくることもあるのですが、わからないながら続けてやってみると効果があるという・・・。初心者の方にはおすすめだと思います。

(04)心と体の不調を解消するアレクサンダー・テクニーク入門
http://www.njg.co.jp/book/9784534052421/

これもおすすめです!
「指先リード」などの考え方について書いてあり、「お仕事向け・ビジネスむ向け」、なのですが、音楽にも結構役立つ考え方がたくさん書いてあります。アレクサンダー・テクニークを多方面から見つめるのにとても役に立ちます。僕は「指先リード」などの考え方について「ほんまかいな?」と考えながらちょくちょく実践していたら、そう考えるだけでも練習に役立つので、とても役立ちます。