● ドラムの身体的な基礎についての考え方01~爆音とピアニシモを表現するための、手・腕の動きについての最低限の「2つ」の握りと動かし方。(最低限の2つの基礎。マッチドグリップのなかで)
  
  

★ はじめに

爆音とピアニシモを出す・表現するのに、「手の過度な筋力」「腕の過度な筋力」は必要なさそうです。

まず「爆音とピアニシモを出す・表現する」とは、例えば以下のようなことを「一人の人間が」「体幹や腕の動かし方を変えて」、行う、ということです。

(a)ハードロックやメロコア、スラッシュ、などを譜面の記号としてではなく、魂と体全体で爆音で表現する・吠える。咆哮。
日本のJAZZドラマーの方々は、体全体でメロコアの方やファンクの方々がやるような「体幹で」のロックやメタルが演奏できないけみたいなんですけど、海外のJAZZドラマーの方々はそれがみんなできます。もちろん、譜面のとおりに手足が動くだけじゃダメです。
(アートブレイキー先生も多分できると思います。そんな体幹をうまく使った”爆音”を出されてます。日本のJAZZドラマーで咆哮しながらロックをやっている人を見たことがありません・・・。逆に言うと、海外のJAZZドラマーさんたちは、マジで”ロックやメタル”ができるので、見てて楽しいし人間臭いです。
日本のJAZZドラマーさんは、みんなもちろん個性的で素晴らしいですけど、海外の方と比べるとやっぱり理性的でおとなしいかな・・・。もちろん各々「その方なりの野生や咆哮」はお持ちなんですが、ただ、"海外の方と同等の"、”野生”、”ワイルド!”、”ダイナミック!”、”シャウト!”、”SEXY”、”男でも犯されちまうじゃねえか?ってヤバさ”、”舌出してよだれ垂らして変質者っぽい襲われそうなヤバさ”、等々、を感じることは、僕はありません。)

(b)JAZZやシャンソンでやるような繊細さを、同じく魂と体全体で表現する。
また、JAZZでもアートブレイキー先生やエルビンジョーンズ先生などの先駆者やジャック・ディジョネット先生、その他多くの海外JAZZドラマ―は、繊細なだけでなく「ロック的なパワー・咆哮・SEXY・ヤバさ」を持っているので、そのギャップをしっかりと表現する。

(c)JPOP、Jロック、Jバラード、昭和歌謡、その他歌謡曲、などを、日本人のこころ、として魂と体全体で表現する。
これらの楽曲を「ウラのリズムだけではなく」「アタマのリズムも取り入れながら」「日本のこころで」できるように、洋楽のロックとはまったく違うことができるように、自分で体幹の動きを考えながら・変えながら、それらの曲に合った体の動かし方ができるようになり、表現する。
極論を言うと、普段は爆音ロックをしているけど、「演歌」も「ちゃんと・マジで」演奏できる、ということができるようになる。音色も雰囲気も。(すごくむずかしい・・・)

(d)Youtube動画にあるような、「日本人特有の」「みんなと一緒」「ウラを感じない」な「動作と音」のロックドラミングにならないようにする。
特に、誰かに似てる「腕だけの」演奏、にならないようにする。
(見た目は派手でなくても)体幹を十分に使ったウラノリの演奏ができるようにする。
例えばベタ過ぎてすみませんが、ジェフポーカロ先生やガッド先生のような。
あるいは、ピート・レイ・ビギン先生やビリー・キルソン先生のような。
はたまた、チャド・スミス先生やシェーン・ガラス先生のような。

一人の人間が、JAZZをやるときと、ロックをやるとき、さらにいうと、そういうくくりではなく、「”その曲”をその"歌詞と声質で"やるとき」、もっとも基本的なアプローチのひとつとしては、「握り方と体幹の動かし方」を、「変えない・変える」、両方のアプローチがあると思います。

そしてその場合、「身体的な面だけ」を見たときに、特に重要なのは・必要なのは、「腕や足先の動き」はもちろんですが、それ以上に「体幹の動き(座骨と股関節を含めた)」と「すべての身体パーツの”角度”」のような気がします。(筋力はほんとうに最低限の最低限で。あまり使わずに。)

なぜなら、「体幹の動き」と「すべての身体パーツの”角度”」だけで、(筋力を使わなくても)相当、音量・音質、音色、が変わるからです。
そもそも、「身長」や「体のパーツ・パーツの長さや太さ重さ」「イスの高さ」「ペダルの設定」などが変わってこれば、「ドラムに対して生身の肉体をセッティングする際」の「すべての体のパーツのセッティング角度」が変わってきます。指の角度、手指の角度、足先の縦方向の角度・横方向の角度、そのたさまざまな角度。

ある身体パーツの角度(例えばホールドやひじの角度など)を、ほんの少し変えただけで、連動して、他の身体パーツ(例えば肩や肩甲骨や腰)の可動範囲が驚くほど広がる・変わる・自分の中の「常識」が破壊される・破壊できる、ということも結構あります。

そしてそのような「角度の変更・修正」によって、「音質も音色も劇的に変わる」ことがありますし、「演奏のしやすさ・スティックコントロール・他の楽器との合わせやすさも劇的に変わる」ということが起こってきます。

それがなんとなくでも分かってくると、「あ、こういう”形”が自分としてはいい音が出る」とわかってきたりして、どんな音が「今向きあってる曲や唄にマッチするか?」、などを自分なりに考えられるようになります。
私たちはアマチュアですから、正解は出ないとしても、そういう自分に、方向を持っていけるようになります。(つまり、多少なりとも「ホンモノ」の方向に。)

これは「足」も同じです。足先の動きももちろん重要ですが、それ以上に「体幹の動き(座骨と股関節を含めた)」と「すべての身体パーツの”角度”」のような気がします。(”足”のためには、体幹も足以外のパーツの”角度”、”自由さ” も必要、ということです。)

そして、第一目標としては、確かに足先・手先の動きは重要なんですけれども、でも、できるだけそこを使っている意識にならないようにでき(実際には使っているんですけど)、「首や頭、肩や肩甲骨や背中、腰ウラや尻ウラ、などを使ったら、勝手に音が出てた。」というくらい、「手足の先や途中からではなくて、”からだの中心”から始動する」、ということを感じられるようになってほしいのです。

そんななかで、私たちアマチュアドラマーとしましては、それをクリアするための方法として、「手、腕、の動きに関しては」、「最低限2つのスティックのホールドの仕方と、体の動かしかた」を知っておく必要があると思います。(腕の動かし方も含みます。一部、”振る”という意識を少し捨てます。)

それが、実践できると、「2つの方法」がお互いの相乗効果で、どんどん良くなると思います。
そしてドラム演奏が飛躍的に上達します。

で、その2つの動かし方(最低限の2つの基礎)とは、次のような感じです。

(01)スティックホールドの支点を手の人差し指と親指を中心に、でも、握らずに、挟み、体幹始動で振る・操作する感じ。(挟む場所は曲によってとか、曲中でも色々と変える)
※よく言われる基本です。ジョジョ・メイヤー先生の人差し指と中指での16分高速打ちのときみたいな。

(02)スティックホールドの支点を手の中指と薬指を中心にして、ひよこを包むイメージで握らずに、親指優先で親指バウンドのイメージで手首は意識して使わずに、体幹始動で振る・操作する感じ(人差し指はあまり使わない。けど、方向性のブレを止めるのに使う。)
場合によってはパームというか親指の母指球を内側によせて親指の配置を内側に変える。
ケースバイケースで。
※ガッド先生もやりますし、いろんなドラマーさんがやります。チャド・スミス先生がこんな感じになるときがすごく好きです。

※(02)の派生形で、小指でホールドして親指でリバウンドさせるイメージ、という方法もあるかと思います。それを加味すると、3タイプ、ということになるかもしれません。

  
  
上記の、両方ともが、爆音とピアニシモの両方が打てます。(前者で爆音が打てないと誤解している人が意外と多いのですが・・・。)

そして、メロコアやJAZZの両方で使えます。(多分。僕はJAZZはできまんけど。)

両者は、音色が若干変わるかもしれません。
また、強いて言うと、(02)のほうがロック向きかもしれませんが、(01)でもまったくチャド・スミス先生のような爆音が出ます。
あるいは、(01)はテンポが速くて高速連打の多いJROCK、(02)はミドルテンポの多い(レッチリとか)の洋楽のハードなロックやファンク、が向いているかもしれません。
どちらがいいかは、曲によって、ノリや跳ね方、音の雰囲気、等々、によって変える、ということでいいと思います。
(02)のほうが、ミドルテンポから始めれるので、恐らくですが、クビ、クビの裏から肩の裏にかけて、肩甲骨、肘、肋骨、背骨、股関節、座骨、やその周辺筋肉を自力で開発しやすいと思います。
それができてきたら、(01)のほうで、クビやクビの裏から肩の裏にかけて、肩甲骨、肘、肋骨、背骨、股関節、座骨、と使っていけるようにチャレンジしてみます。
テンポが速くなると、(01)のホールドでは、体のそれぞれの部位が使えなかったり、使えても微細にしか使えなくなるかもしれませんが、それはそれでいいので(高速になるだけでも体のパーツの重みが乗るので)、無理に動かさなくても高速に爆音が出ると思います。
ただ、(01)も(02)もクビやクビの裏から肩の裏にかけて、が結構使いやすいような気はします。
そこが使えるだけでも、結構、ラクに爆音が打てるような気がします。
また、腕や指と一緒に、肘やクビやクビの裏から肩の裏にかけて、でヒットの衝撃やバックビート、カウントを感じると、テンポも安定する気がします。
ボーカルの歌に、自分のクビやクビの裏から肩の裏にかけての動きをシンクロさせて、それを基準にバックビートを繰り出すと、唄ともなじむのではないか?という仮説を立てながら練習したりもできます。その際、クビでも感じつつ、同時に、常に、股関節と座骨のリラックスも感じながらやります。
なお、股関節と座骨、肩と首、の位置関係は逆さまにしてしても同じなのかもしれない、という仮説のもとに、リラックスすると、足の動きも手と一緒で股関節が大事なのかも?足先の動きのまえに、股関節かも?というショットになれると思います。そうするとボードのかなり後ろでペダルを操作しても「踏む」という感覚なしに、スプリングと打面の反動だけでダイナミクスがつけやすくなります。

また、握りについては、「握る」ということはあまり意識しないパターンでやれるようにならないといけないです。
もちろん、状況によっては握ってもよいのですが、それでもそれは「多少」にとどめ、通常は「手のひらの中を風が抜ける」くらい、遊びをもたせて握らずに、「スティックに接する 指の各部位の ”角度だけ” 」で「ホールド」するだけ、「抜けないようにするだけ」にしておきます。
だからスティックは「握る」と言わずに「ホールドする・保持するだけ」と言うほうが自己暗示もかけやすくていいと思います。
逆に言うと、それでチャドスミス先生っぽい「爆音」が出せないようだと(あそこまでじゃないにしても、でもあれに似たような肩や体幹の使い方・長いバット的な腕の振りかたができないようだと)、結局、力むしかなくなるし、そもそも軌道がブレてるという可能性も上がってしまうので、速い爆音フレーズが打てません。チャドスミス先生もシェーンガラス先生も、ホールドは「軽ふわ」のように見えます。(特にスネアの振り上げのときとか。多分振り下ろしも。シェーン先生も「投げる・放る感じ」というようなことをおっしゃっていますし。)
ピアニシモについても同様です。遊びをもたせて握らずに指の角度だけで「ホールド」するだけ、「抜けないようにするだけ」にしておかないと、体幹利用・脇腹利用・肋骨利用・クビ裏や首裏から肩裏にかけての部位の利用、等々での小さい音の速いフレーズやゆったりしたフレーズが打てません。
その意味では、脇も、しめすぎないほうがいい、というか、肘をある程度外側に位置させるほうが、いろんなモーションに対応しやすい気はします。どのくらい外側に位置させるかは、そのときそのときで曲中でも変えます。同時にそのとき、首の位置や首肩の裏の筋肉、肩甲骨の位置や筋肉の状態、胸や肩の張り具合、肋骨の状態、なども色々変えて試してみます。動かしたり感じたりしてみます。もちろん股関節と座骨も。
肘やその他の体の部位の位置関係が「常に一定じゃなくて」臨機応変に変えられるほうが、いろんなシチュエーションでのスティックの軌道をまっすぐに「保つ・守る」ことがしやすいように思います。
また、野球でいう「ピッチャーの振りかぶり」の動作を、例えば「フィルを打つ前に上半身を沈めてレディする」みたいな感じで僕はやることも多いのですが、そういった感じで上半身を上下左右に少しだけ、でも、「自由に」使うとラクに打てたりします。その際は、股関節の力の抜け具合には注意しています。できるだけ、股関節の力が抜けてて座骨の位置も意識していれば、上半身や肩甲骨・肩・腕の動作が、結構が安定しますので。(意識する、とは、「考える」わけじゃなくて、「座骨がある」、という「感覚」が頭の隅っこに感じられている、というくらい小さなもので十分です。「考えるな・感じろ・感じるだけでいい」という感じです。)

なお、一定のテンポの決まった曲調では脇をしめるほうがいい場合もあるかもしれませんが、それは「常時」ではないはずです。

フォームを固めすぎると、上半身や下半身の自由度を失い、いろんな曲調に対応できなくなる気がしますので僕はあまりしません。いつも「ニュートラル」な位置でくらげのようにふわふわと「スタンバイ」するようなイメージでいます。

※ちなみにですが、スティックのホールドの方法をかえたら、体幹や腕・肘、肩、クビ、の位置関係も変えないと、体が有効に動かない、リズムやテンポがとりずらく、表現しずらくなる、という気がします。多分ですけど・・・。その関係から、椅子の高さは初心者のうちは低い方がいいような気がしてます。
ペダルもボードの半分から後ろというか、手前側に位置させ(かかとがだいぶはみ出る)、かかとのアップダウンとスプリングと打面の反動、ボードの角度、足の甲の角度で、常にオープンではっきりと3連打できるように股関節をやわらかくしておくとよいと思います。

※スティックを持っているとき、例えば腕を体の後ろで組んだときくらいの感じで、両肩を少し後ろへ張り気味にすると(ひじをうしろにやるのではなく、先に肩を少し後ろへ張る感じ)、クビが後ろ方向に対してすごく可動範囲が広がって自由になります。
逆に、なで肩の猫背的にすると、クビは前のほうにしか動かない感覚になります。
このとき、前者のように首が後ろにも自由に動くように肉体のセッティングをしておくと、腕の可動範囲もかなりひろがって、肘の振りかぶり動作やいろんな動作がやりやすくなります。なので状態を前かがみにする際も、腰の骨は立てて胸を張る感じで前かがみになって、頭が上から糸で引っ張られているような感じになる方が、肩甲骨もラクに使えて、ハードヒットがひやすいです。もちろんピアニシモも。
クビの自由度と、ショット、はすごく密接な関係にあると思いますので、そういうことも確認してみてください。
また、クビを自由にするには、上の歯と下の歯が接していてはいけません。接するとクビの動きの自由度が思った以上に低下します。だからドラムを演奏している間は、口は閉じていても歯は絶対に上下は離しておきます。その意味では唄を歌いながらとか、カウントしながら、とかは有効だと思います。
なお、腹筋は多少力を入れても、歯を上下接しさせるよりは、クビの自由度は妨げられないと思います。なので、腹筋を使っての体幹のコントロールは、してもいいじゃないか?と思います。

※JoJo先生のようなプッシュプルというかオープンクローズというか、そんな動かし方は(01)のほうが学びやすいとは思いますが、(02)のようなかたちでもできるっぽいです。
(01)の場合は、指の折り畳みと「カウベルの中にスティックを突っ込んで上下させて16分音符の音をコツコツと出す感じ」でやる方法で、(02)の場合は、親指を立ててグリグリというか、プッシュプルする感じでやるっぽいです。
両方ともJoJo先生のDVDの「Secret Weapons for the Modern Drummer」(Part2じゃないほう)のPomping Motion??のところなどで実演してくれてます。
僕はできませんけど。
でもやってみてはいます。
そして、ある程度動かしかたが分かってくると、速度が遅くても、めっちゃ、ドラミングが良くなります!

  
  
★ (01)スティックホールドの視点を手の人差し指と親指を中心に、でも、握らずに、挟み、体幹始動で振る・操作する感じ。(挟む場所は曲によってとか、曲中でも色々と変える)
※よく言われる基本です。ジョジョ・メイヤー先生の人差し指と中指での16分高速打ちのときみたいな。

2本指だけでも少ない力で、大きくて、抜ける音が出ることを確認(2本指だけで大きい音を出したいときは挟むだけだと落ちてしまう場合ものあるので、この場合だけ、人差し指を巻き付ける感じにして実験します。)
他の指を添えるとかえってダメになることが多いことを確認

音をクリアに出すには、ボールを投げつけた時に(スティックを打面にヒットさせたときに)、その衝撃を、ヘッド全面に全解放させ・行きわたらせるイメージの”手段”が必要。指を放す、緩める、など
握ると(握りが下手だと)全解放されない。握ってもいいけど握るなら上達が必要。握るのは音量よりも音質を変えたいときかも?

バックビートで息を吐く
呼吸を少し止めぎみにしながら、バックビートでほんの少しずつ「あん」と吐き、フレーズ単位か2小節ごとくらいに息継ぎする
あるいは歌を歌うことで息を吐く
  
  
  
★ (02)スティックホールドの視点を手の中指と薬指を中心にして、ひよこを包むイメージで握らずに、親指優先で親指バウンドのイメージで手首は意識して使わずに、体幹始動で振る・操作する感じ(人差し指はあまり使わない。)

最終的には人差し指を使っても、また、握りこんでもいいんですけど、まずは握りこまない状態で、親指バウンド(親指ドリブル)だけで、どこまで大音量が出るかが分かると、握りこんだとき、さらに「ラクに」爆音か固い音・重い音が出しやすくなる確率が上がります。

こちらのホールドのほうが、「肩甲骨や肩、体幹を動かす」ということを理解しやすいかも。

こちらのホールドのほうが、「体幹始動」「背中で1、2、3、4、とカウントする」「背中始動」「腰始動」「腰連携」「尻の底でカウント」「尻底連携」「尻底と腰ウラで1、2、3、4、とカウントする」「8分のウラを肩上下で」「肩から上がちょこんと乗っかっているパーツのように」「首連携」「顔連携」「頭連携」というようなことと、相性がいいような気がします。

なので、それらの動きに関しては、こちらのホールドで先に理解してから、(01)でも使ってみる・・・・、という方法がいいかもしれません。

こちらの(02)の「ホールド」と、「体幹や肩・背中・腰・尻、等々との連携/動作」は、音楽のジャンルで言うと、特に、「ファンク」に向いているような気がします。肩を使ってハネるビートの演奏に。
もちろん、そこを起点に、全ジャンル・全テイストにも使えます。
Fastテンポ、ミドルテンポ、スローテンポ、フォルテシモ/ピアニシモ、に。

ホールド(hold)の直訳の主な意味は以下の通りです。
(手に)持つ、握る、つかむ、(…を)支える、保持する、(…を)保っておく、(…に)当てておく、固定させる、入れている、入る

ドラムの場合は、すっぽ抜ける直前くらいに軽く「(手に)持つ、(…を)支える、保持する、(…を)保っておく、(…に)当てておく、(筋力ほぼ無しの身体パーツの角度だけで)固定させる、入れている」を使うのが妥当かと思います。「握る」は意味を間違いやすいので、はじめのうちは使わないほうが無難かもです。
上達してから「握る」にチャレンジするのが本当なのでないか?と考えています。

手の甲を下にして、脱力して振る感じともマッチするかも?