● メールソフトの設定02~SSLがらみのメール設定の例(Win10-1703+Windows Live Mail 2012)
  
  
● 2018年7月時点で、XPだけが送受信できない場合の対処法(Vistaもかも?)
  
  
Windows10の1703に、Windows Live Mail 2012をインストールした際の、SSLでの、POP3形式でのメール設定の例です。(Windows Live Mail 2012 のインストーラのダウンロードは→こちら 約135MBあります。)

2017/11/17時点でのso-netの場合ですが、今後、どこかで多少設定内容が変わるかもしれません。また、so-netだけではなく、他のプロバイダのSSL設定でも、各アドレスやパスワードが変わってはきますが、基本的には同じ感じで行けると思います。

では、それぞれのタブにての設定内容をご紹介します。

【「サーバー」タブ 】
2017/11/17時点でのso-netの場合

受信メールサーバーの種類:POP3
受信メール:pop.so-net.ne.jp
送信サーバ名:mail.so-net.ne.jp(受信サーバ名と同じではないので注意)
ユーザー名:現在のso-netではメールアドレスそのまま
パスワード:現在のso-netではメール専用パスワードそのまま

以下の3個所にチェックや丸ポチを入れます。

・「パスワードを保存する」
・「クリアテキスト認証を使用してログオンする」
・「このサーバーは認証が必要」(←チェックさえ入れれば、2017/11/17時点でのso-netの場合は「設定」ボタンでの設定は要りません。)

【「セキュリティ」タブ 】
2017/11/17時点でのso-netの場合は何も設定なしです。

【「詳細設定」タブ 】
※2017/11/17時点でのso-netの場合

送信メールポート番号:587
「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」にチェックを入れます。
STARTTLS設定:Windows Live Mail 2012 では設定箇所がないので何もしません。(ソフトによっては、ON、はい、する、などにします。)

受信メールポート番号:995
「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」にチェックを入れます。
STARTTLS設定:Windows Live Mail 2012 では設定箇所がないので何もしません。(ソフトによっては、OFF、いいえ、しない、などにします。)

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※注01
「このサーバーはセキュリティで保護された接続(SSL)が必要」のチェックをON/OFFする度に、
ポート番号が変わってしまうことがあるので注意します。
変わってしまったらその都度直して「適用」や「OK」をします。

※注02
2017/11/17時点でのso-netの場合は、POP before SMTP(POP ビフォー SMTP)は、基本的に「OFF」や「使用しない」設定にします。

※注03
「配信」でのメールサーバからのメール削除の設定は必要に応じて変更します。
基本、変更なしでOK。(「ゴミ箱」を空にしたらサーバから削除。でOK。)

Windows Live Mailでの設定は以上のみです。
  
  
関連記事
・Windows Movie Maker (Windows Live)のスタンドアロンインストーラ本体のダウンロード
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct09_biz-pctec/ct090301_biz_pc_freeware/windows_movie_maker

  
  

● 2018年7月時点で、XPだけが送受信できない場合の対処法(Vistaもかも?)

XPでは、SSL(TLS)の設定が、おそらくですが、「OS自体が」、TLS1.2以降には対応していない模様です。

なので、「メールソフトがTLS1.2以降に対応していても、OS側・OSの段階でエラーになってしまい」、SSLでのメールの送受信ができません。

そのような場合は、SSLを使用しない設定に戻してみます。(SMTP認証などは基本的にはそのままです。どうにもダメならそれもOFFにして試してみます。)

レンタルサーバなどでXPでのメールの送受信ができなくなったときの対応策として使えます。

プロバイダも、レンタルサーバ会社も、一応、SSLを使用しない設定(ポート番号110と25)でメールの送受信ができるようにはしてくれてあるみたいです。
何かあった時のために一時的な代替策としてとっといてあるのかもしれません。

また、「送信だけができなくなった場合や受信だけができなくなった場合」は、それぞれ、そちら「だけ」をSSLを使用しない設定にしてみます。

例えば送信だけができなくなった場合は、受信の設定はSSLを使用する設定のままで、送信設定だけ、SSLを使用しない設定に戻してみます。

単純にSSLを使用しない設定にしてもメールの送受信ができない場合は、ポート110と25までもが使えないようにしてあるのかもしれません。その場合は、そうなっていないかをプロバイダに確認します。
そうなっていない・・・、つまり、古いポート番号110と25が使えるのに送受信ができないなら設定を見直します。SMTP認証をやめてみるとか、もしかしてPOP befor SMTPのほうに変えてみるとか、あるいは、両方やめてみるとか。
  
  
【危険度】
SSLで送信できなくなると、メールの内容を盗み見されやすくなるとか、危険度が増してしまいます。
でも、お仕事上、「メールが使えなくなると困るけど、XPじゃないとまだダメ・・・」という状況もあると思います。
そのようなことを前提としてこの項目を書いたのですが、いずれにしましても、SSL設定をやめてメールの送受信をする場合は、危険度がましますので、十分にご注意ください。
(sslの場合、プロバイダ側で暗号化するのでユーザーはどうしようもないといえばそうなんですが・・・)

「メールの盗聴は珍しいことではない」、初来日のミトニック氏が警鐘 - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/news/200805/19/micnick.html

銀行口座の内容とか、そういったものは、暗号化した添付ファイルで送るとか、メールの内容自体を毎回、暗号化した添付ファイルで送るとか、何か対応を考えないといけません。

少なくとも、重要な情報・機密情報は、直接メール本文に書かないで、暗号化した文書として送るとか、暗号化添付ファイルはかえって標的になりやすい・こじあけ意欲をそそるということもあるそうで、なら、Googleドライブなどで共有して渡す、といった対応が必要かと思います。
  
  
【具体的な設定についての補足】

送信の場合のSSLを使用しない設定は、「SSLを使用しない」旨の項目があればそれにチェックを入れるなどします。(ドロップダウンで選ぶ形式かもしれません。)

また、SMTP認証はそのまま「使用する」設定にします。「このサーバは認証が必要」みたいな項目にチェックを入れ、大抵はポート番号が「587」で、受信設定のユーザ名とパスワードをそのまま流用する設定だと思います。

(※もし実際に設定してみて、SMTP認証ではなくて、POP before SMTPでないとダメならそこもその設定に変えます。POP before SMTPのほうが安全度が低いので多分無いとは思いますが・・・)

受信の場合のSSLを使用しない設定は、「SSLを使用しない」旨の項目があればそれにチェックを入れるなどして、ポート番号を「110」に戻すだけです。あとは特別な設定は大抵は無いと思います。

以上を、「送受信ともにできない場合は両方」、「いずれかができない場合はできないほう”だけ”」を設定変更してみます。

無いとは思いますが、いずれかだけができないときに、できないほうのSSL設定をやめてもダメなら、両方とも変えてみます。
それでもダメなら、プロバイダ側に現状説明をして相談します。