★独学者が1年後にExcelVBAを爆発的に伸ばすための最低限の基礎知識メモ(ダイジェスト):Vol0012:おススメするVBA関連の書籍(初心者本)
  
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■独学者が1年後にExcelVBAを爆発的に上達させるための最低限の基礎知識メモ(ダイジェスト)

Vol.0012

タイトル:おススメするVBA関連の書籍(初心者本)
  
  

バックナンバー目次とサンプル号
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct075012_xls2k_vba_tips/mag2-01

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★ (15) おススメするVBA関連の書籍(初心者本)

以下の本たちを、Amazonで、タイトルで検索してください。すぐに出てきます。

古い本もありまが、新しければいい、というものでもありませんので、どうぞご活用ください。

参考URL
※内容がダブる面がありますが、以下のページもご参考にしてみてください。
『 VBAおススメ書籍 』
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct075012_xls2k_vba_tips/excel-vba-osusume-books01
『 Excelおススメ書籍 』
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct075012_xls2k_vba_tips/excel-whole-osusume-books01

  
  

(Z) 本の前にマンガ

00:
マンガで学ぶエクセル VBA・マクロ

マンガですけど、
「とりあえずVBAってこんな感じ」
というのがすごくコンパクトにまとまっていて、
とってもよい本です。

「とりあえずVBAってこんな感じ」ということが短時間にわかります。
お近くの本屋さんや図書館にもしあったら、是非立ち読みしてみてください。

マンガと説明の繰り返しですが、マンガがとてもよくできてます。
(実は深いセリフ、もあります。)

短時間といっても、パソコン初心者の方にとってみれば難しいのかもしれませんが、
でもマンガがよくできていて、どんなシーンでどんなやり方でやるかとか
「初心者あるあるミス」などもマンガで紹介されているので、とても良いと思います。

サンプルファイルもあるのでダウンロードして動かしてみないといけませんが、
動かしながらマンガ読みながら学べるので、非常に良いと思います。

これを読んで・サンプルを動かして、ダイジョブなら、以降に挙げる本も恐らく大丈夫です。

  

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(A) 最初に買う本(学習順。でも4冊一度に買って交互に読むといいです。)

※以下の4冊は、わからないところが一語一句でもあったら「マジで」ダメですので、
わからないところは先輩や後輩、同僚、先生などに「何百回でも」聞いて、わかるようにしてください。

そうすれば結構しっかりした基礎が身に付くと思います。

習いに行くのと同等か下手するとそれ以上の基礎が身に付くと思います。

なお、4冊目は、プロパティとメソッドの概要の理解が、他の本と比べてしやすいと思います。
2冊目はなくてもいいかもしれませんが、「エラー解決のための基本的な考え方」の「一部」も
書いてあるので初心者の方には良いと思います。

01:
スラスラ読める Excel VBA ふりがなプログラミング (ふりがなプログラミングシリーズ):日本で2番目にまとも、な初心者本です。

02:
図解! Excel VBAのツボとコツがゼッタイにわかる本 "超"入門編

03:
いちばんやさしいExcelVBAの教本 人気講師が教える実務に役立つマクロの始め方
(日本でいちばんまとも、な初心者本です。)

04:
これからはじめる Excel VBAの本 (自分で選べるパソコン到達点)

  
  

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(B)次に買う本

古いですけど、すごくいい本です。

両方とも出版社が無くなってしまったので、中古となります。安いです。

06:
EXCEL97 VBA FOR WINDOWS95 SUPER MASTER (X‐media super master series)
(オブジェクトモデル(階層構造)が図示されていて、今の初心者本よりも数倍いいです。)

07:
Excelで使うMySQLデータ分析編
(前は800円とか900円くらいだったのに、最近、2500円くらいになってしまいました)

  
  

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(C)さらに次に買う本(データ管理の基礎)

「SQL」は特に・・・、「他人も使うシステムめいたもの」を作りたいときは、
「設計」・「効率化」の基本となります。

リレーショナルデータベース、リレーション、などが学べるためです。
(Accessで使う「クエリ・SQL」と同じです。
 つまり、ExcelでもAccessの学習ができてしまう、ということでもあります。)

SQLは、「ループコード(繰り返しの命令)」を書かなくても・・・
・大量データの一括処理、
・データ量にかかわらず「複雑な条件での集計やリストアップ」、
・ピボットやワークシート関数で集計する前の中間集計表の作成、
・複数の表の結合
などができ、かつ、得意で、それらの処理を、「VBAプログラムだけ」で処理するよりも、
5倍も、10倍も、コスパアップできます。
(あくまで「分野限定」ですが。でも、多くのビジネス定型シーンで、
 VBAプログラムよりも、5~10倍以上、短い命令で複雑なことが処理できます)
  

Excelの場合、これを学ばないと、
無駄なプログラム(特に無駄なループコード)を「量産」する羽目になります。
また、「システム」めいたものを作りたいときに、「設計」のアイディアがわきにくいです。

その、SQLを学ぶための基本の本が以下になります。

08:
イラストで理解 SQL はじめて入門
※めちゃくちゃわかりやすいです。
 おっさんのExcelユーザーに、若いSQLユーザーが教えていく、
 というストーリー仕立てです。
 おすすめです。(ただ、Excelは使わず、独自のデータベースと
 インターフェイスを使った学習になります。)

09:
Accessで学ぶSQL実践のツボ―2000/2002対応

10:
SQLの苦手を克服する本 データの操作がイメージできれば誰でもできる
(Software Design plusシリーズ)
※これも(決して簡単ではありませんが)わかりやすい部類に入る気がします。
※本書によると、「バリバリの男性ベテランプログラマよりも、派遣の女子社員のほうが
 呑み込みが早いし、うまく使える。ループコードから抜け出せない人は
 データベースやクエリを最適化できない傾向が強い・・・、ということだそうです。
 つまり、(SQLは奥は当然深すぎるけど、でもそれでも)、われわれド素人でも
 扱える部分はある・決して少なくない・・・ということのようです。
 たしかに、ワークシート関数を扱う感覚と、イメージが若干似ている気もします。
 また、SQLはデータベース業界でも使っている人が多いので、
 VBA知っているよりも、SQL知っている方が、就職や転職などには有利・・・
 な傾向にあるにはある・・・、と思います。
 お給料も当然、VBA少しできるくらいの人よりは全然高いのではないかと思います。

なお、SQLは「Excelの場合」、主に以下の場所で使います。

・Microsoft Query
(Accessの「クエリ」とほぼ同等の機能です。SQL Serverの「ビュー」とも似ています。)
 ※GUI+ドラッグ中心で、Excel専用の=Excel方言のSQL命令を自動生成してくれます。

・ODBC接続+QueryTableオブジェクト+VBA
(=バージョン2003以前のMicrosoftクエリをVBA化するとこうなります。)

・ODBC接続+ListObjectオブジェクトに埋め込まれたQueryTableオブジェクト+VBA
(=バージョン2007以降MicrosoftクエリをVBA化するとこうなります。
 なお、ListObjectオブジェクト とは、Excelの「テーブル機能」のことです。)

・OLEDB+ADO(orDAO)+VBA+CopyFromRecordsetメソッドや配列等々
※この場合、SQLも、ループ処理も、どっちも行けます。
 ODBCの場合は、ループせずにSQLだけを使うこの都の方が多い気がします。
 ループ処理もできるのかもしれません。僕が無知で知らないだけで。
(Accessに接続しにいくときにこのパターンで使うことが多いです。)

基本的に、SQLを使うと、「パワークエリやパワーピボットよりもVBA化しやすい」ので
いろんな複雑な条件での集計やリストアップを「自動化しやすい」です。

なので、パワークエリやパワーピボットは、
「本当に」
「パワークエリやパワーピボット」
「だけにしか」
「できない」
「ことだけに」
「使う」
というのが良いと思います。

逆に、SQLで事足りることにまでいちいちパワークエリやパワーピボットを使うと、
「VBA化=自動化」がしにくくて仕方がないです。
(M言語とかいうのを覚えないといけないらしいですし)

Microsoft Query・・・つまり、
「%ProgramFiles(x86)%\Microsoft Office\Office××」フォルダなどの「MSQRY32.EXE」は、
将来的には無くなる、と言われていますが、バージョンが2019になっても「無くならない」
ところを見ると、意外としぶとく残るような気がしてます。

いずれにしても、「将来にわたっても」
パワークエリやパワーピボットと同じくらいの重要度、があり、
その価値は下がらないと(かえって増すかも?とすら)思います。

また、もし「MSQRY32.EXE」は無くなっても、
・ODBC接続+QueryTableオブジェクト+VBA
・ODBC接続+ListObjectオブジェクトに埋め込まれたQueryTableオブジェクト+VBA
・OLEDB+ADO(orDAO)+VBA+CopyFromRecordsetメソッドや配列等々
は軽々しく無くなりはしないのではないかと思います。

ODBCやOLEは SQL Server、オラクル、My SQL などに接続するときも使うので、相当の間、
無くならないのではないかと勝手に推測しています。

なので、まだ当分のあいだ、「Excelでも」「SQLをVBA化して自動化できる」と、
勝手に推測しています。

  
  

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(D) 上級に上がるために読む本(クラスモジュールの作成)

すごくわかりやすい、いい本です。

11:
入門レベルでは決して足りない実務に必須のスキルとは ExcelVBA 実戦のための技術

  
  

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(E)番外:エクセルゲーム

さらに、すっごくいい本です。Win32APIの使い方なども書いてあります。
ちょっと難しいかもですけど、ゲームを作ることで楽しく学べます。

12:
Excel VBAゲーム大作戦〈1〉はじめてのゲームプログラミング

13:
Excel VBAゲーム大作戦〈2〉実戦!ゲームプログラミング

  

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基本的には、女性著者の本か、「著者が無いチームや出版社の書いた本」がいいと思います。

男性著者の本は、思い込み・決めつけが激しいものも多いため、誤った方向に導かれてしまうこともありますので注意が必要です。

なお、「これ一冊あれば十分!」という本を求める人もいますが、そんなものは、「初心者本」に関しては、「ありません」。

「これ一冊あれば十分!」という本は分厚く、「初心者じゃない人」にしか扱えないためです。

そのような本は、「すでに」「思い通りのものが自分で作れる人」にしか、大抵の場合は「扱えません」。

「これ一冊あれば十分!」という本は、「すでに」「思い通りのものが自分で作れる人」が、
「覚えたくない。辞書代わりにさっと調べたい。」とか、
「こんな方法もあるにはあるか・・・」とか、、
そういうことをチェックするだけに使う、というのが本来の使い方です。

とても、初心者の方が使いこなせるタイプの本ではありません。
  

なので、そういう本を求めても、大変残念ながら、

初心者の方は

「結局は自分の思い通りのものは」、

「作れません」。
  

腕が上達してから買うほうがいいと思います。
  

最初は、基礎のことがしっかり書いてある本がいいと思います。
  

また、結局ですが、「これ一冊あれば十分!」という本であっても、

「ヘルプやオブジェクトブラウザ、SQLのことは書いてない」

ですので、

結局は「付け焼き刃」「場当たり的」な知識

になりがちです。
  

そこも、ご注意ください。
  

もちろん、やりたいことがやれるといえばやれるんですが、SQLのことも書いてないし、
「仕組みづくり」については書いてない
=「小さなTipsごとの知識でしかない」、です。

「プログラムをどういう仕組みで作ったらいいか?」
「このTipsをどう利用したら自分のやりたいことが効率よく設計・実現できるか?」
までは書かれていないのです。

なので、基本的には、
「本来書かなくていい無駄なプログラムをたくさん書かないといけなくなる傾向にある」
ということは、さほど他の初心者本と変わりません。

  
  

あるいは、「これ一冊あれば十分!」という分厚い本を読んで

「やりたいことがやれるといえばやれる」のは、

現実としては、

「かなりの熟練者」だけ、

「設計」ができるひとだけ、

ということになると思います。

  

ちなみにですが・・・「データベースシステム的なものを作る場合に限定」したお話ですが・・・。
  

ExcelVBAはデータベースソフトにあるような、「決まり(良い意味での制限)」が「無い」ので、
「メチャクチャになんでも作れてしまい」ます。
(もちろん、それが良いところでもありますし、悪いところでもあります。)

そして、データベースソフトなら1つか2つの機能で解決できる問題が、
ExcelVBAでは9つも10も機能が必要で、更には、
ケースバイケースで「やむをえない・とりあえずの代替」の機能をいちいち探し、
使い分けたりいろいろしないといけない・・・、
という「超・面倒で非効率・コスパ最悪」なことによくなります。
  

なので、本来、
「できる人」にとっても「初心者」にとっても、

「〇〇をしたいときは、これとこれとこれとこれとこれ、こういう方法ある。」と、

1つのことをするのに、ケース別に、良く使う方法や便利な方法が、「複数の方法」が、

「一覧できる本」のほうが便利です。

  

例えば「Excelの神髄」というサイトがそういう形の内容にまとまっていて、
「他人も使うモノ」「システムめいたもの」を作るときはとても便利だと思いますが、
今の日本に売られている「これ一冊あれば十分」という分厚い本は、
それも書いてないし、前述のとおり「設計のことも何一つ書いてない」です。
  

ですので、分厚い「これ一冊あれば十分」という本を買ったからといって、
「自分の作りたいものが作れるようになる」
ということもありません。
  

結局のところ・・・なんですが、、
ヘルプとオブジェクトブラウザがよめて、SQLも覚えて、Web検索ができれば、
「これ一冊あれば十分」という本は基本的にはあまり必要なくなってくると思います。

  

「これ一冊あれば十分」という本・・・・、といったところで、
設計のこともケース別の対処法も何も書いてない、「ただのバラバラなTips集」です。

Web検索でヒットする「ただのバラバラなTips」と変わりはありません。

  

初めて読んだ時は「この本すごい!」と感じるものの、実際にはあまり読み直しなどはせず、
実際には、ヘルプとオブジェクトブラウザとWeb検索に頼る(そちらがメインとなる)ことになると思います。
  

どの本も、
1つの目的に対して複数のことが書いてあるわけでも深く書いてあるわけでも、エラー対処が書いてあるわけでもなく「定番的か基本的な処理方法が書いてあるだけ」なので、
結局はWeb検索もヘルプもオブジェクトブラウザも必要で、
さらに言うと、Webよりもヘルプとオブジェクトブラウザのほうが便利だったりします。
  

それよりも、SQLの本やサイト、Accessや他のデータベースソフトの本やサイトのほうが、
役に立ったりヒントになったりします。

  

ただ、逆に言うと、
Accessや他のデータベースソフトを部分的にでも使わずに、「全部Excelでやる」
という
「やむをえず大変愚かな行動を起こすしかない・・・・」という状況の場合は、
「これ一冊あれば十分」という分厚いExcelの本は必要になるのかもしれません。
(1店舗だけ、支店なし、などの場合は無謀ではありませんが。)

でも、そのような時でも、「Excelの神髄」とか「インストラクターのネタ帳」などの
サイトのほうを先にちゃんと読んだほうが、間違い、ミス、が減ると思います。

(「Officeタナカ」や「MOUG」というサイトは「そのあと」のほうがいいと思います。
  すごいサイトだとは思いますけど、システム構築寄りではないので。
  システムめいたものを作りたい人が読むと、
  設計のことも「何も」というくらい書いてないので多分「失敗」すると思います。
  全部作り直し、とか。
  ですので、最初は読まないほうがいいと思います。
  詳しくは次回に少し補足します。)

  
  
  

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今回は以上です。

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