● Excelの列で、「切れ目=空白セル」の無い列を探す方法(オートフィルタの場合、「Ctrl+↓ 」キーで探す場合、並べ替えで探す場合)

【オートフィルタで探す方法】

(a)まず、表のどこかのセルをクリックし、データ→フィルタ→オートフィルタ(2007以降のリボンの場合はデータタブ→フィルタボタン)でオートフィルタが動くように準備します。

(b)準備できたら 切れ目のなさそうな列にあたりをつけ、その列名のところの「▼」ボタンを押します。セルの値のリストが出ます。(以下は2010の場合です。)

(c)2007以降の場合はそのリストの「すべて選択」か「何らかの値」を右クリックします。どの値でもいいのでいったんチェックを外して再度入れなおしてもいいです。
2003までの場合は、先頭の値がすでに選択されていると思うので何もしないでOKです。

(d)その状態で、Ctrl+Endキーを押します。リストの中での一番最後の値にジャンプします。

(e)そこに「(空白)」という項目が無かったら、その列に空白セルはありません。
(下図は「(空白)」があった場合の例です。この例では空白がある列、ということが分かります。)

(02)その列の左か右かのいずれかに「ダブルクリックでオートフィルしたい列」をもってくる。
なお、「ダブルクリックでオートフィルしたい列」を新たに挿入したい場合は、その列の右か左に空白列を挿入します。(例えば連番の列を新設したい場合など)

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【Ctrl+↓ のショートカットキー操作で探す方法】
※「Ctrl+↓ 」の「+」は「・・・を押しながら」という意味です。
「Ctrl+↓ 」なら Ctrlキーを押しながら、下矢印のキーを押す、という意味になります。

以下、操作方法です。

(a)どこでもいいので、適当な列の適当なセルを選択します。
連番列など、空白の無さそうな列がいいです。
一応、他の、抜けのなさそうな列の列番号もメモしておきます。
(列番号=一番上のセルの上にあるA、B、C、D、・・・などのアルファベットのことです。)

(b)「Ctrl+↓ 」キーのショートカットキーでの操作をします。セルの切れ目(列の切れ目)まで一気にジャンプしてくれます。

(c)ジャンプした先のセルの次のセル以降に空白セルが見つかったら、その列はダメです。
「Ctrl+↑ 」キーの操作をしてその列の一番上のセルに戻ります。

逆に セルの抜けが無く、他のすべての列も同じ行で終わっていたら、その列には空白セルは無いです。(無いはずです。)
なのでOKです。

(d)ハズレたら、先ほどメモしておいた列の適当なセルを選択し変えます。
あとは、(b)~(c)の繰り返しです。

この方法は、いちいちオートフィルタするのがめんどくさい、とか、「連番列とか××列なら絶対に抜けが無いはず」とあたりをつけてその列の状況を確認するだけ、という場合に便利だと思います。

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【並べ替えで探す方法】

データの並びがグッチャグチャに破壊される可能性があるので、初心者の方にはおすすめしませんが、「データ管理の基礎がよく分かっている方」や、「動的な表の扱いしか分からないというくらい、動的な表の扱いに慣れている方」ならこの方法も使えないではないです。

ただ、すでに連番列が作ってあって、それ以外の列で、空白セルが無いかを調べたいときの方法ですし、あんまり便利じゃない技な気もします。(Accessの場合はこの方法がとても有効で、「昇順」と「降順」をした列で直接 すぐに答えが出るのですが、Excelの場合は、そうでもありません。)

以下、操作方法です。

(a)念のため、連番列を作って連番を振っておきます。
下記の記事等をご参考に。
・オートフィル~数式~連番01:途中に切れ目のある表10000行に数式で連番を一発入力
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct08_exceltruebasic/ct080815_make_table_basic/auto-fill-serial-number01

(b)空白が無さそうな列で「昇順」と「降順」で並べ替えをします。

(c)「昇順」と「降順」をした列ではなくて、その他の列を見ます。そのときに、一番上が空白セルになった列は、「空白セルが含まれている列」なので、全部のセルが埋まっていません。

(d)いくつかの列で並べ替えをして、どの列で並べ替えしえも絶対に空白セルが一番上に来ない列は空白セルがありません。((b)の空白が無さそうな列にも常に着目しておき、状況を見ます。)

(e)最初の(a)で作った連番列で、昇順に並べ替えると、もとの状態に戻ります。

※ちょっと面倒くさい方法ですが、列の数が多くもなく少なくもなく、オートフィルタで調べるまでもないような時に使えるかもしれません。(Accessの場合はこの方法がとても有効で、「昇順」と「降順」をした列で直接 すぐに答えが出るのですが、Excelの場合は、そうでもありません。)
オートフィルタなどを使うか、連番列作ってしまっていいなら、そのほうが早そうですね。

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列内の切れ目をいちいち探すのが面倒くさかったら・・・

調べるのはやめて、空白列を1列作って、そこに数式の全セルコピペでで連番を埋めるなどして、空白セルの無い列を無理やり作ってしまってもいいかも・・・

・オートフィル~数式~連番01:途中に切れ目のある表10000行に数式で連番を一発入力
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct08_exceltruebasic/ct080815_make_table_basic/auto-fill-serial-number01

あとはそれを左右に移動させて、オートフィルしたい列が出るたびに、その隣りにもってこればいいですもんね。そうすればダブルクリックで数式のオートフィルがいつでもできます。