ここでは、「Q8 Handy Video Recorder - Zoom」で撮影した映像を、MOVファイルとして取り込んだあとの圧縮作業について書いてあります。
1つのファイルが18分・3.6GB毎に区切られるので、3.6GBの動画を1GB近くのMPEG2に変換する作業です。

XMediaRecodeはMOVをMP4やMPEG2、MP3(音のみ)に変換できます。

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MOVからMP4やDVD用のMPEG2へ変換する方法
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●インストール
「XMediaRecode3358_setup.exe」をダブルクリックして普通にインストール

●動画の吸い込み(エンコード候補の選定)
動画(MOV)ファイルを、リスト画面に吸い込み(MOVファイルをリストにドラッグします)
複数あれば、複数を全部(一応最初の動画をつまみながら)ドラッグします。

●対象動画の選択
Ctrl+Aで全部を選択します。
もしくは、Ctrlキーを押しながら目的のものだけクリックして複数選択します。

なお、1本の動画に結合したい場合は、1つずつやるか、あるいは、全部まとめて一括選択してやるかでないと、解像度などがまったく同じ設定にならないみたいなので、そこだけ注意します。
(※解像度=縦と横のピクセル数値=出来上がったファイルを右クリックしたときの「詳細」タブのフレーム幅とフレーム高の値です。)
縦横のピクセル数値が違うと結合したときに切れ目時点で一瞬黒い画面になります。
全部同じだと、少しだけ切れ目とわかりますが、かなりスムーズに結合されます。

●変換設定01(Youtube用等、mp4の場合)
形式タブにて
プロファイル:「カスタム」を選びます。
形式:「MP4」
ファイル拡張子:「mp4」
主力ストリーム形式:「映像+音声」
映像と音声を同期:ON

を選んで基本、初期設定のままにします。(音だけMP3にしてもいいです。)

映像タブにて、ビットレートを「1500」のままか、出来上がりの容量が大きかったら「1000」くらいにします。

音声トラック1タブにて、コーデックで「MP3」を選んでもいいです。

上部側のリスト内で全部の動画が選択された状態(薄いグレー)になっているかチェックしてから、
「クロップ/プレビュー」タブで、解像度を「960×540」にします。(全部選択し終えるまでは、この設定はしません。)

「4 解像度」をクリックして、「解像度」の「ビデオの拡大縮小」にチェックマークを入れ、
「幅」:960、「高さ」:540、を入力します。(16:9の画面の場合)

【切り出し=トリミングの設定】
分割された動画を結合したのちに、部分的に切り出しをしたい時などにこの設定を使います。
トリミングは、トリミングしたい開始点と終了点を指定します。
「リストに追加」ボタンを押す前に設定します。

「クロップ/プレビュー」タブにて、再生しながら「開始フレームのセット」のボタン(「 [ 」ボタン)で開始点を決めます。
動画を再生しながら、「ここだ!」というタイミングで「 [ 」ボタンを「ばしっ!」と押します。
ボタンを押すたびに開始点の秒数が更新されますので何度でも押してやり直しすればOKです。

「開始時間」のところにて開始時間と終了時間を確認できます。

同様に、終了時間の場合も、再生しながら「終了フレームのセット」のボタン(「 ] 」ボタン)で終了点を決めます。
再生しながら、「ここだ!」というところで「 ] 」ボタンを押します。

「開始時間」のところにて開始時間と終了時間が入力されていれば設定自体は完了です。
このあと「リストに追加」ボタンを押すことで確定されるという感じです。

●変換設定02(家電DVDデッキ・DVD用のMpeg2の場合)
※まず、もしあ後で、1本の動画に結合したい場合は、1つずつやるか、あるいは、全部まとめて一括選択してやるかでないと、解像度(縦と横のピクセル数値)などがまったく同じ設定にならないみたいなので、そこだけ注意します。
縦横のピクセル数値が違うと結合したときに切れ目時点で一瞬黒い画面になります。
全部同じだと、少しだけ切れ目とわかりますが、かなりスムーズに結合されます。

形式タブにて
プロファイル:「カスタム」を選びます。
形式:「MPEG 2」
ファイル拡張子:「mpg」
主力ストリーム形式:「映像+音声」
映像と音声を同期:ON

を選んで基本、初期設定のままにします。

映像タブにて、フレームレートを「29.97NTSC」、レート制御モードを「固定」、ビットレートを「6800」、にします。
ビットレート6800で、41インチくらいの大きさのテレビでもなんとか普通に視聴できます。

ビットレートの目安
50~54分もの→9500くらいでもOK
90~100分もの→6800くらい。

(※注:ビットレートを上げると画質が良くなりますがその分容量も増えますので、7000以上にすると動画の容量が増えてDVD1枚に収まらなくなるかもしれません。もしDVD1枚に収めたいなら、全部の動画を合わせても4GB以内に収めます。ただ、DVD何枚かに渡ってしまってもいいなら、8000とか10000くらいでも大丈夫です。この場合、家電のデッキからDVDに1時間番組を落とすとき、「XP(?)」や「AUTO」等々の一番いい画質が多分8000くらいです。)

音声タブはいじりません。(48000で。44100KHzだとパソコンは音出ますが家電DVDデッキは音出ないみたいです。)

あとはどこもいじりません。

【切り出し=トリミングの設定】
分割された動画を結合したのちに、部分的に切り出しをしたい時などにこの設定を使います。
やり方は Mp4の場合と同じです。
ただ、大きなファイルでやると時間がかかるので、結合後にMp4などに圧縮してからのほうがいいです。

●リストに追加(エンコードジョブの決定)
画面最上部の「リストに追加」ボタンを押すと下段のほうの「リスト」タブに「エンコード対象」として追加されます。
(このリスト内が空になっているときは、エンコードボタンが押せません)

複数の動画を一括処理したい場合はすべて選択したり、Ctrlキーを押しながら目的のものだけクリックして複数選択したりしてから「リストに追加」ボタンを押します。

「リストに追加」ボタンを誤って「複数回」押してしまうと、その回数分エンコードしてしまうことになるので注意します。
設定を間違えたり、もしくは、変えたかったら、この下段のリストタブの中を空っぽにしてから設定変更し、再度、リストに追加ボタンを押します。

出来上がりの容量もここでチェックできます。リスト内では各ファイル個別に。合計がリスト右下で。

●リストの確認
必ずリストタブを確認して、同じファイルがダブり追加されていないかをチェックします。
逆に不足分は追加をしなおします。

●エンコード
画面最上部の「エンコード」ボタンを押します。
エンコードが始まります。
既定では「ビデオ」「マイビデオ」フォルダにエンコードファイルが格納されます。

なお、テストのときは途中でキャンセルすればキャンセルしたところまで再生できます。