● Windows10の各ビルド(大型アップデート)ごとのサポート期限は??~最重要!!!これからOSをWindows7や8系から「10」に変えたいときの注意・ドツボ~極力新しいソフトを使いそれも常にバージョンアップする、フリーウェア依存を無くす(クライアントとして/簡易サーバとして、共に)
Windows7や8、8.1から10に変えたい方で、特に、「古いソフトを使いたい・フリーウェアを多用したい、という方」は注意が必要です。
この記事はその方のための記事です。
常に新しいソフトを使っていく方、フリーウェアを使わない方は関係ありません。
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以下、本文
Windows7や8、8.1から10に変えたい方で、特に、「古いソフトを使いたい・フリーウェアを多用したい、という方」は注意が必要です。
理由は「10」の場合は Windows7や8、8.1よりも、「10」のビルドごと(=大型アップデートごと)の検証作業が増えたり なんだかんだ無駄な作業が増えるのに、それなのに、セキュリティパッチの配布はWindows7や8、8.1よりも先にストップさせられてしまうからです。
なので、基本的には、古いソフトを使うことをあきらめて新しいソフトを使う、とか、フリーウェア依存を無くす、とかの方向で使うほうが無難かと思います。
それでもどうしても古いソフトを使いたいなら、頑張って「半年毎に(最長1年半ごとに)検証作業や代替策を考え抜くことが必要になってきます。(ただ、実際には検証作業は大型アップデートが出る半年ごとに何らかの形でやらないといけないケースも多くはないでしょうけど少なくもないと思います)
なお、Windows10の各ビルド(大型アップデート)ごとのサポート期限については、一般人でも、何のユーザー登録をしてなくても、マイクロソフトのサポートに電話すると無料で教えてくれます。
Anniversary Update (1607は)2018年3月でサポートが切れ、それ以降はセキュリティパッチも配布されなくなります。
僕が電話で聞いたオペレータさんは、Windows10は、基本、大型アップデートでバージョンの数字があがるたびに、それごとに18か月までしかサポートしないと教えてくれました。
たとえば、1511は10月10日にサポートが終了し、あろうことか、Win7よりも早くセキュリティパッチすら配布されなくなります。1607でも1703でもその次でも、同じですけど・・・。
★ Windows 10のバーション「1511」へのサポートが10月10日に終了
各バージョンへ18カ月間のサポートを提供、CB/CBBのサポートライフサイクルを撤回へ
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1073028.html
★★★ Windows 10 Version 1511 に対するセキュリティ更新プログラムの提供終了(Microsoft社サイト)
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4035050/windows-10-version-1511-will-no-longer-receive-security-updates
「もし、大型アップデートで動かくなるアプリケーションソフトが出て、やむをえず、10日以内くらいにアップデートをもとに戻したらどうなるの?」とお聞きしましたら、
「その場合もサポート期間は変わりません。代替ソフトを見つけて頂いて 大型アップデートをし続けてください。でないと、Win7や8よりも先にセキュリティパッチの配布は無くなります。と、同時に、私ども電話サポートでもサポート切れのOSについては対応をできかねますので、お電話口では何もお答え(お応え)できなくなります。お電話口では、まことに恐れ入りますが、大型アップデートを適用してください、としか言えないのです」と言ってらっしゃいました。
「関係なくて済みませんが、セキュリティソフトも各社同様にサポートしなくなりますか?何か流れ的なものはお聞きしていますか?」と聞いたら、「セキュリティは問題が問題なので、各社すぐにはサポートしないとまでは言わなさそうな感じです。でもそれぞれの会社にお問い合わせください。」とのお返事でした。
ちなみに ESETセキュリティさんの電話サポートでは「大型アップデートごとのサポートが切れたからと言って、すぐにはそれには追随しない」というお返事でした。
★ Windows 10の最初のリリースがサポート終了、複雑すぎるサポートポリシーの中身 (1/3)
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1702/01/news021.html
★ Windows10サポートの悲惨。Windows7よりも早くセキュリティパッチの配布を止められるの?Microsoft社の新たな騙しの手口?Windows10の1511は10月10日以降「セキュリティパッチ」すら配布しないみたいです。
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct070301_os/windows10-lie-deceive-hell-trap
★ Windows10の永久サポートは一応本当だったらしい件について~新たな騙しの手口?~(Nikkei IT PRO 『Windows 10、「サポート終了がない」は本当か?』ページ4より)
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct070301_os/win10-support
★ Nikkei IT PRO Windows 10、「サポート終了がない」は本当か? 4/4 (ITPRO会員登録が必要かも)
このWebページは 2017/08/21 時点のMS社員さんのお話です。このことをサポートさんにお電話で聞いたら「永久サポート?こんな話、社内でも知らない、出てない」でしたけど・・・。よくわかりません。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/072600315/080900008/?P=4&rt=nocnt
1511、1607、1703、ごとのサポート期間の図(ITPRO会員登録が必要かも)
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/072600315/080900008/?SS=imgview&FD=2575305
★ 大型Updateされない?バージョン:Win10 EP LTSB版(但し永久サポート無し)
http://blog.livedoor.jp/nichepcgamer/archives/1065926525.html
以上のようなことから、Windows10は常に新しい機能やソフトを使う方にはいいOSだと思いますが、反面、古いソフトを使い続けたい方にとっては、多分最悪なOSです。
常に、ソフトを新しくして代替ソフトも探していきつつ・WindwowsUpdateし続けるか、もしくは、古いソフトを使いたいなら、仮想マシン作成ソフトを使って、その上で古いソフトを動かすようなことをしていくかになると思いますが、Windows10を使い続けたい場合は基本的には 前者がいいような気がします。特に数十台以上のパソコンがある場合ですとか・・・。
やむをえず後者でいくなら、Proの64bitにして「クライアント Hyper-V」を使えば、「仮想マシン作成ソフトすら使えなくなる」といったことは極力回避できるような気がします。
※2018/01/20 追記
ただし、いったん32bitのPro版で認証されたパソコンは、OSをクリーン再インストールしなおせば64bitのProをそのままインストールでき、認証もそのままされます。なので、その場合はクライアントHyper-Vが使えるように思います。ただその場合(Win10の64bitの場合)、メモリが最低は3GBは必要となります。4GBあったほうがいいです。以下、参考記事です。
● OS自体をWin10の32bit版にする―02(すでにお持ちの64bit版を32bitに変える)
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct070201_old_software/install#lbl_3
(32bit版のクリーンインストール用のDVDを作成します。これでもともと64bitのWindows10マシンに32bitのWindows10がインストールできます。)
● OS自体をWin10の64bit版にする(すでにお持ちの32bit版を64bitに変える)
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct070201_old_software/install#lbl_4
(64bit版のクリーンインストール用のDVDを作成します。これでもともと32bitのWindows10マシンに64bitのWindows10がインストールできます。)
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Windows10で古いソフトを動かしたい場合、当方でも大型アップデートで必ず動かなくなるソフト、があります。
例えばフリーウェアなども含めますが、そういったものから動かなくなっていく傾向にあると思います。
再インストールすればまた動き出すものもありますので、その場合は再インストールすればいいのですが、でもそれが100台のクライアントがあって、100台、半年ごとの大型アップデートのたびに再インストールするのがすごく無駄な作業となります。
1つならまだしも、古いソフトを多く使うと、2つ、3つと出てくると100台あると本当に面倒なことになります。ネットワーク周りが原因だとめちゃくちゃしんどくなることもあります。
7や8ではそこまでではなかったと思いますが、Windows10では「次の大型アップデートでどれが動かなくなるか」に常にビクビクしていないとけません。
そのため、常に、無駄な検証作業も増えます。
動かなくなってもセキュリティパッチだけは適用されるというならそれでもなんとかゆっくり手を考えられるのですが、18か月で終わってしまうので、そうも言っていられず、そのあいだに、なんとか次の手を考えないといけません。
1年半なんて別の業務で問題が起こっているとすぐきちゃいますものね。
代替ソフトを探す、作る、というなら、よけいにあっという間の場合もあるでしょうし。
Windows10で古いソフトを使い続けるとなると、そういう無駄な作業と心配事が増えるので、Windows10では極力新しいソフトを使う、フリーウェアへの依存は無くす、ほうがいいと思います。
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