● 用語:サブネットマスクとは?02
※間違ってたらすみません。
※メモ書きなので、自分でも意味不明な箇所も多いです
参考URL
サブネットマスク計算(IPv4)/サブネット一覧(早見表:サブネットマスク電卓)
https://note.cman.jp/network/subnetmask.cgi
関連記事
用語:サブネットマスクとは?01(先にこっちのほうを読んだほうが分かりやすいかも?)
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct070901_petit_lan/sub-net-mask01
用語:サブネットマスクとは?
(IPアドレスのことを理解していることが前提です。まだの方は→こちら)
サブネットマスクとは、ある1つのネットワーク上で、相互に通信し合えるパソコンの「上限台数」を、増やしたり減らしたりといった制限をかけるための設定値のことです。(本来はこの目的が優先順位1位ではないですが、でも、ここから覚えるほうが理解が早いかもです。)
たとえば、IPアドレスが全く同じでも、サブネットマスクの設定値を変えることで、そのネットワークに接続できるパソコンやスマホなどの台数の上限数を変更することができます。同時に、IPアドレスに含まれる「ネットワークアドレス」の部分の値も自動的に変化する仕組み(というか決まり)になっています。
基本、1つのIPアドレスの中には、下図のように「ネットワークアドレス部」と「ホストアドレス部」の2つのアドレス(2つの意味)が含まれています。
「ネットワークアドレス」は、たとえば郵便の「宛先」を例に例えると、「住所における"町"のところまで」に相当します。(つまりある意味"何らかの1つのグループ"に相当します。)
「ホストアドレス」は細かい番地や名前に相当します。(つまり、あるグループの中のある特定された"1つ"に相当します。)
例えばこの例(192.168.100.15)の場合なら、「192.168.100」というネットワーク(グループ)の中の、15番目の端末(パソコンやスマホ等々)という意味になります。
少しまとめますと、
「サブネットマスク」とは、
ある1つのIPアドレスにおいて、
(01)ネットワークアドレスの値(もしくはその意味合い)・・・と、
(02)ホストアドレスの値(もしくはその意味合い)・・・と、
(03)ネットワークに接続できる上限パソコン台数・・・、
の3つを同時に一括設定できる・・・、また一括変更できる・・・、
と、そういう設定値のことです。
これにより、たとえ1つのIPアドレスしか存在しなかったとしても、そこから色々なネットワーク(色々な新しいグループ)を更に、独立(分割、派生)させて作ることが可能となるので、ネットワークを分断させて複数の独立したネットワークを作りたいときに使えますし、逆に、「IPアドレスが足りない」という事態を「少しでも遅らせることができる」ということにもつながります。
なお、IPアドレスの中の「ホストアドレス」においては、1番最初と2番目、1番最後のホストアドレスの3つは、別の目的に使われるため、接続するパソコン等々には適用できません。
1番最初のホストアドレスはネットワークアドレスに、2番めのホストアドレスはルータなどに使われ、1番最後のホストアドレスは、一斉通信チェックに使われます。
また「ホストアドレス」の「ホスト」の意味としては、パソコンだけでなく、スマホやタブレット、ゼロックスやキャノンなどのコピー機、ネットワークプリンタなども含まれます。
なので、例えばサブネットマスクのないプライベートアドレスの場合、1つのIPアドレスにつき、256個のホストアドレスが作れますが、その場合はそこから3を引いて、実質253台までのパソコンやスマホ、タブレットやコピー機、プリンタが接続できる・・・・ということになります。
★サブネットマスクの例
たとえば、IPアドレスが
126.172.139.232
のとき・・・、
サブネットマスクの設定値が
255.2552.255.0
だと、
ネットワークアドレスが
126.172.139
で、
ホストアドレスが
232
で、
ネットワークに接続できる実質の端末台数は、ルータを含めないと253台まで(ホストアドレスの最初と最後は別の目的で使われるため、パソコンには使えないので。)
となりますが、
全く同じIPアドレス(126.172.139.232)でも
サブネットマスクが、
255.2552.254.0
と、3つめの数字が255から254に変わると、
ネットワークアドレスが・・・、
イメージ的には・・・、
126.172.138〜126.172.139(「126.172.138.0」が開始IP)
と広くなるイメージで、
ホストアドレスが
126.172.139 のほうの「232」となり、
(このネットワークの場合、ホストアドレスが「232」の端末は2つあって、「ネットワークアドレスの3つ目の3桁の数字」が「138」のほうの232も存在します。この例ではそちらではありません。126.172.・・・のあとの3桁の数字が「139」のほうの「232」となります。)
そして、同一ネットワーク内に接続できる台数が、ルータの分を差し引くと。
509台まで
となります。
(ルータの分を差し引くと、ホストアドレスは126.172.138の2〜255までの254台分と126.172.139の0から254までの255台分の合計509台分となります。126.172.138の0と1と126.172.139の255は別の目的で使われます。)
別の角度から見ると、
126.172.138.232と
126.172.139.232は、
126.172.・・・に続く3つ目の3桁の値が異なるため、
一見「異なるネットワークアドレス」に見えますが、
サブネットマスクが
255.2552.255.0
ではなくて、
255.2552.254.0
になっている場合は、
両者は「同じネットワーク上」の端末になります。
(「名」は同じで「姓」が異なる人たちが、同じ番地内に住んでる・・・、みたいな感じです。サブネットマスクが255.2552.254.0 から 255.2552.255.0 に変わると、番地も異なるとみなされる・・・という感じになります。)
また、ここで重要なのは、『見かけ上、126.172.138とか、126.172.139とか、ネットワークアドレスが違うように見えても、サブネットマスクが(255.2552.255.0 ではなくて)255.2552.254.0 であるなら、その「~138~」と「~139~」は、”同じネットワーク内に収まりあって”、通信ができる。』ということです。(以降の計算機でも、「~138~」で調べても「~139~」で調べても同じ結果が出ます。一見異なる数字でも、ネットワークは同一なためウィルス感染してしまった場合にはお互いに感染させあいもします。サブネットマスクを見落とさないようにご注意ください。)
基本、『256個ごとに、1つのネットワーク内(グループ内)に収めることができる』ということのようです。
※関連Webサイト
IP・サブネットマスクから手計算でネットワーク情報を求める
実際の接続台数の算出や「サブネットワークアドレスの範囲のチェック」等々については、以下のサイトの「サブネットマスク電卓」をご利用ください。
参考URL
サブネットマスク計算(IPv4)/サブネット一覧(早見表:サブネットマスク電卓)
https://note.cman.jp/network/subnetmask.cgi
ちなみに、「なぜサブネットマスクを設定変更することで、このようにネットワークアドレス部分や接続可能なホスト数が変化するのか?」という深いことを知りたい場合は、2進数の勉強から始めないといけないのですが、もしそういう深いことを知りたい場合は、そのような仕組みのことが書かれたサイトを探しにてみてください。
ただ、零細企業、中小企業、個人事業におけるパソコンのメンテにはそこまで深い知識は必要ありません。
以下の関連記事の知識だけがあれば十分です。
関連記事
用語:サブネットマスクとは?01(先にこっちのほうを読んだほうが分かりやすいかも?)
https://euc-access-excel-db.com/tips/ct07_se/ct070901_petit_lan/sub-net-mask01