● お仕事でWindowsOSのバージョンを上げないと困るケースについて

以下のような場合は、最低一台でもいいので、最新のWindowsOS、が必要になってくると思います。

★ 古いOSのままだと、インターネットエクスプローラが古すぎて閲覧できないWebページが増えてくる
特に銀行のページなど。証券会社のページなど。
ログインできなくなるとか、残高が見れなくなる、などのトラブルにならないよう、注意が必要です。

★ 最新のインターネットエクスプローラの機能を利用して作られている、例えば機器メーカーさんの各種Webがある
各種機器メーカーさんのエンドユーザー向けサービスとして、
「ネットワーク利用あるいは、Web利用の各種サービス」、
「シュミレーションソフト、シュミレーションWebサービスなど
において、最新のインターネットエクスプローラの機能を利用して作られている・・・、つまり、最新のインターネットエクスプローラがインストールされていないと使えないソフトウェアやサービスがあります。

それを使えるようにするには、最低一台でも、最新の最新のインターネットエクスプローラ、場合によては、最新のWindowsOS、が必要になってきます。

★ 最新または最新バージョンのソフトを使いたい場合
最新または最新バージョンのソフトを使いたい場合、顔認証その他・最新のOSに”付属する”機能を使いたい場合も、当然ですが、WindowsOSのバージョンを上げないと困ることになります。
(付属しなくても一般的な市販ソフトで賄えるならもちろん必要ありません。OS付属のものが高品質なわけでもありませんので・・・。)

★ Windows10で、常に最新の「セキュリティ更新プログラム」をサポートしてもらいたい場合
Windows10では、「1607」「1703」「1709」などのように、大型アップデートごとに「ビルド番号」が決まっていますが、そのビルドごとに、サポート期間の限界も決まっています。

2017年12月現在では、1つのビルドでおおむね1年半程度しかサポートされず、更に悪いことに、そのサポート期限が切れると「セキュリティ更新プログラム」の配信(ダウンロード)までがストップしてしまいます。

つまり、「セキュリティ更新プログラム」を常に最新のものをダウンロードするには、常に大型アップデートをしなければならないのです。
そのまま大型アップデートをしなければ、Windows7や8.1よりも早く「サポート切れになってセキュリティ更新プログラムの配信停止させられる」のです。

またいつもと同じ愚痴になってしまいますが何度でも書こうと思います。
これはWindows10の円盤を買う正規ユーザーを本当にバカにしています。

結局、大型アップデートのせいで自分が使うソフトがもし動かなくなっても「しったこっちゃない。セキュリティパッチが欲しかったら常にアップグレードしろ」という姿勢なのがマイクロソフト社である・・・ということになります。

これはちょっとおかしな姿勢だと思います。
そもそも「セキュリティ更新プログラム」というのは、「マイクロソフトさん自身がバグを作って、不正侵入をさせる”穴”を自分たちが作ったのだから・・・、要するにマイクロソフトさん自身が不良品を世に出しているわけだから・・・、・・・・ということは、本来なら、絶対にどのバージョンでも(特に最新バージョンは)ビルドに関わらず永遠にセキュリティパッチは配信されなければならないもの」だと思います。

でも、そんなのは「マイクロソフトさんの開発の人件費的に見ても無理」ということくらいは理解できます。
それは当然であるとも思います。
だからそこ僕たちエンドユーザーは、7や8.1でも「SP1以上じゃないものはセキュリティパッチの配信が切れてもしょうがないかな」と、理解を示せました。
また、「Win10と違って頻繁に大型SP適用が無いからこそ」、でも、かつ、「延長サポートもしてくれて、長いあいだセキュリティパッチを配布してくれるからこそ」、「しょうがないかな」「あんまり言っちゃかわいそうだよね」と理解を示せました。

でも、Windows10では違います。
そんなエンドユーザの親切心を逆手にとってきた感があります。

「ユーザーには、”OSにセキュリティホールはあたりまえ”、という考え方が浸透してきたなあ・・・。良いぞ!うっしっし」とでもいわんばかりに、「最新のWin10のほうがWin7や8.1よりも先にサポートが切れてセキュリティパッチが配信停止されるよ。だから常にWin10は大型アップデートで最新にしてね。でも、ただ、大型アップデート適用して動かなくなるソフトがあってもそれはもう知らないから。」という本当にエンドユーザーをバカにしたようなサポート体制を打ち出してきました。

なんだか、「ウィルスって実はセキュリティソフト企業が作ってばらまいて自作自演してるんじゃないか?」なんていう無礼極まりない冗談にもならないことを昔言っていた人を思い出しましたが、今回のWindows10のビルドごとのサポート打ち切りは、なんだかそれの恐ろしい冗談の内容と似てる気がするな・・・現実になってきちゃったの・・?・・・と感じてしまいます。

「セキュリティホールって本来ソフトメーカの恥・欠陥のはずなのに、逆にそれを逆手にとって、それを作ることでセキュリティパッチ配信停止を人質にして最新OSビルドを突っ込ませようとしている」みたいな・・・。

なので、僕はマイクロソフトさんに対しては、製品や現場の方々を高く評価しつつも、マイクロソフトさんのことは、まったく尊敬できない企業になりさがってしまいました。

というわけで、僕はWindows10は、中古パソコン屋さんで中古本体と共に数千円で買うようにしています。
極力正規の円盤は買わないようにしています。特に事務用途ならCPUパワーも要らないので、古いマシンで十分です。「ウィルスまがいの強制無料アップデート行為までしたんだから、そんなにタダで使ってほしいんなら永遠にタダで使ってやる」と思っています。

こういうことを言うと、パワーユーザーさんとか(中にはMVPとかとってる人とかも見かけたような・・・)が、「エラそうに言いやがって。そんなに文句言うなら使わなきゃいいだろ!」とか「バグのないOSなんてこの世に無いんだよ!このド素人が!」といったニュアンスで、あるいは、それにちかい文言で、Q&A掲示板などで一般ユーザーをいじめ発言しているのを見かけます。
実際、僕も近いことをマイクロソフトコミュニティで言われたことがあります。

でもそれはやはり違うと思います。

本来「セキュリティホール」は、車で言えば「ブレーキがちょっといかれてる、という感じの欠陥・リコール対象」であり、家電で言えば「火を噴く家電」と同じです。
だって放置していれば不正侵入されるんですから。

だから本来ならマイクロソフトさんは、「ごめんなさい・ごめんなさい」といって平身低頭で配布しなければならないもの・・・それがセキュリティパッチのはずです。

だけど、死人が出ないから許してあげてるだけのことです。
死人が出ないから許されてる・リコールも許されてる、だけなのです。

死人が出ないから・9割以上は便利だから、また、「7や8.1では細かいビルドなんて関係なく1回か2回のSPさえあてれば長くセキュリティパッチを配信してくれたから」、だから、エンドユーザーが、Windowsが「永遠の不良品であっても」「しかたなく」「なんとなくで」「許してあげてるもの」なのです。

それを「最新のOSなのに」ビルドごとでサポート打ち切りって、違うくないですか?

そうするならするで、「本当に申し訳ありません」と記者会見のひとつでもするのが「良心」ってものだと思います。

しかし現実は「やってやってる」感満載で謝る気持ちなんてサラサラ無くて、「おとなしく大型アップデートしとけよ」という態度です。電話サポートの方へ関連質問したときも、そういったニュアンスが電話越しに伝わってきました。「何が聞きたいんだ?コイツ?うぜエな。」的なしゃべり方の方でした。

僕がマイクロソフトさんや、「エラそうに言いやがって。そんなに文句言うなら使わなきゃいいだろ!」とか「バグのないOSなんてこの世に無いんだよ!このド素人が!」というニュアンスで発言するパワーユーザの方がた(MVPの方も?)に嫌悪感を感じるのは、その「良心」が「無いのではないか?」と感じるからです。

彼らに、そういう、「良心まで否定しているのか?」、と思わされるからです。

すごく悲しい気持ちになります。

どう見ても、悪いのはマイクロソフトさんなのに、使っているユーザーが悪いみたいに言われる・・・。

セキュリティパッチの配信を止めるなら、止めるでいいので、まず先に「欠陥がいつも治らなくてすみません」と謝ってほしい・・・と言いたいです。

僕はもう高い円盤を買う気はないし実際そんなもの買ってないから、僕には謝らなくていいから、でも、高い円盤を買った人には謝ってほしいです。

そして、パワーユーザーさんや特にMVP取ってる方がたには、そういう「良心の部分には」理解を示して否定しないでほしいと思います。

Q&Aサイトでそういう不満を書く人が居たとしても、人道的に見れば「当然」なのだから「気持ちはわかる」と理解をしめしてそっとしてあげてほしいです。
僕もそうしてるので。